表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/156

アンリアルドリーマーはじめちゃいました!

 スマホから一つの動画が再生される。



 麗白つむぎ、アンリアルドリーマーはじめちゃいました! │麗白つむぎ



「はじめましてアンリアルドリーマーの麗白つむぎです」



 アホ毛をくるんとさせ、クリーム色をした髪をなびかせて少女は言う。


「えっと趣味はお絵描きとアンリアルドリーマーを見ることが好きな16歳です! これからよろしくお願いします!」


 お願いしますといいお辞儀をしたつむぎという少女は、そのままの態勢で数秒いつづける。


「って……さすがに自己紹介でこれだけは短いよね、えへへ」


 彼女は顔をあげると笑いながら言う。

 そして真剣な顔つきで目を輝かせながら喋りはじめる。


「わたし、新しく何かに挑戦してみたくてUnreallyをはじめたんだ。そしてそのままの勢いで、わたしも好きなアンリアルドリーマーさんみたいになりたいって思っちゃったんだ。

でもわたしまっしろで、まだなにも考えてなくて……他の人みたいに自分の色を持ってないんだ。

でもね。真っ白なわたしはこれから何色にでもなれる、そういう可能性を持っているって言われたの。

だからこれから自分の色を見つけていけたらいいなって思ってるんだ!

まだ真っ白なわたしだけどこれからよろしくね」


 最後に笑顔を見せ動画は終了する。




「友達か……」


 動画を見ていた一人の少女が動画を見終えると呟く。


「性に合わないことをしたな……」


 スマホをスリープモードにしかばんに入れ、姫乃女学園の制服を着た少女はそう思った。


感想等もらえると励みになります

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ