ハロウィンイベント開催!
10月31日。リアルではハロウィンが行われる日。
Unreallyでも一風変わったイベントが行われていた。
そんなイベントを活用してつむぎと咲夜は配信を行うことにした。
◆トリックオアトリート! おばけを退治してお菓子を貰おう! │麗白つむぎ
「こんにちは、アンリアルドリーマーの麗白つむぎです!」
「小太刀咲夜だよ」
二人は自己紹介をする。
「見てこの衣装。今日はハロウィンだからハロウィンらしいコスプレをしてみたんだ」
つむぎは着ている衣装を見せる。つむぎは普段着ている衣装ではなく今日は赤ずきんの格好をしていた。
咲夜も例外ではなく、ヴァンパイアを思わせるようなマントを羽織った衣装を着ている。
「Unreallyでも今日ハロウィンイベントが開催されてるよ。今日一日Unreallyではたくさんのいたずら好きのおばけがあたりをさまよってるんだ! おばけといっても怖い感じのじゃなくてかわいいから大丈夫だよ」
つむぎは説明する。
今日のUnreallyの空は紫一色で染まっていて、建物のまわりにはカボチャのランタンやオブジェクトが複数見られる。
Unreally全体が今日一日ハロウィン一色になっているのだ。
「にゃあぁ! こないでぇー!」
「ねねこちゃん!?」
すると前方から悲鳴が聞こえてくる。
ねねこの声だ。ねねこはこちらに逃げてくるように向かってきた。
「トリーック! トリーーーック!」
ねねこを追いかけてきたのはよくある白い可愛らしい小さなお化けだった。
「おばけに追いかけられてるの! た、助けて!」
ねねこは咲夜の方へ隠れるように背後に立つ。がたがたと震える彼女はほんとうに怖がっている様子だった。
「ちょうどいい、今からおばけの退治方法を教えるよ。退治方法はこの掃除機を使うんだ」
そう言って咲夜は掃除機を手に取る。
携帯型の小型掃除機だ。
向かってきたお化けに対して咲夜は掃除機のスイッチをオンにし掃除機の吸い込む音が鳴る。
「トリィーート!」
吸引力から逃げようとするおばけだがその力には勝てない。掃除機に吸い込まれていったおばけはおかしな断末魔を叫び消えていった。
すると空中にお菓子の入った包装された袋が現れた。咲夜はそのお菓子を手に取る。
「吸い込んで退治したおばけはお菓子に変わるんだよ。こうやっておばけをたくさん吸い込んでお菓子を集めるイベントなんだ!」
つむぎは言う。イベント内容はこころが事前に動画でアップしていた。なのでその通りにつむぎはこのイベントがどういうものなのかを説明する。
「なんでおばけがこんなに発生しているの!? せっかく仮装してハロウィン配信しようとしたのにUnreallyどうなってんのよ!」
ねねこはこのイベントのことを知っていなかったようだ。謎の事態にUnreallyの運営に対して叫ぶように言う。
ねねこも魔女の仮装をしていた。魔女っ子らしい帽子には猫耳が出せるようにその部分だけ穴が空いてある。
ねねこは未だ咲夜のマントを掴んだまま離れずにいた。
「ねねこもしかして怖がってる?」
「怖くなんてないわよ! そう、これは今日は二人と一緒にいたいだけよ!」
「相変わらずツンデレなのかデレてるのかわからない言い訳だね……」
顔を赤くして言うねねこにつむぎはあははと笑った。
「せっかくだからねねこちゃんも配信に参加しない? ねねこちゃんもいればもっと楽しくなるよ」
つむぎは提案する。ねねこも配信をしようとしているなら三人でやればもっと楽しくなるはずだ。
するとねねこは自分の髪の毛を撫でながら照れるように言った。
「し、仕方ないわね。仕方なく参加してあげても「じゃあ帰っていいよ」参加するわよ! 一人にしないでよ!」
咲夜が意地悪そうに言うとねねこは涙目で怒るように叫んだ。
こうして三人でハロウィンイベント配信をすることとなった。




