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恐怖の巨大ザメ!

 つむぎたちはビーチボールを使って遊んでいた。咲夜も作曲をいったんやめ参加している。


 楽しくやっていた頃、一つの事件が起こった。



「ぎゃあぁぁぁぉぁ!」


 

 しきの悲鳴が聞こえる。

 しきはこちらへ向かう途中、バイクを捨て自身の飛行モードでこちらへと飛んでくる。



「どうしたのしきちゃん!?」


 

 動揺するつむぎはしきにたずねる。

 しきはなにかおぞましいものでもみたかのように、体を震わせて言った。



「で、出たんだよおっきなサメが!!」


「サメ!?」


 

 つむぎたちは海の方を見る。 

 そこには衝撃的なものが映っている。



「シャァァァァク!!」



 そこには10メートル以上もある巨大なサメがこちらへと向かってきていた!



「にゃっ!? サメ!? にゃんでこんなところにサメが!?」



 尻尾を立たせ震えるように驚いているねねこ。



「ふむ。噂はほんとうだったようだね」


「ひそかちゃんなにか知ってるの!?」


 

 なにかを知っている素振りを見せるひそかにつむぎは尋ねた。



「このビーチには狂暴で巨大なサメが現れると噂があったんだ。いかしかし実に素晴らしいね。まるでサメ映画のようじゃあないか」



 マッドサイエンティストのように語るひそか。



「つむぎ、このビーチを勧めたのって……」


「ひそかちゃんだよ……。どうりで他に人がいないんだ」



 どこの海に行くか迷ったとき、ひそかが紹介してくれたのがこのビーチだ。海がきれいで人が少なく穴場だというのでここにしたのだ。

 

 それがひそかの手で踊らされてる事に気付くべきだったのかもしれない。



「シャァァァァク!」


「あぁ! ウチのバイクがぁぁぁ!」



 すると巨大サメは叫びながら、しきの水上バイクを噛み砕き破壊した。破壊されたバイクは消滅する。



「って言うかなんで鳴き声がシャークなのよ!?」


「そうだね。サメーと鳴くものだよ普通は」


「それもおかしいわよ!?」



 ひそかのB級映画好きによる知識も全然知らないねねこには謎だった。


 サメはこちらへと向かってくる。このままではビーチから這い上がって来そうだ。



「こうなったら……!」


 

 咲夜は銃を取り出した。もうお馴染みになりつつある咲夜の攻撃手段だ。


 銃声がなり銃弾がサメに命中する。

 だがそれが全然効いてないようにサメはこちらへくるのを止めない。



「だめだ全然効かない……なにか対抗策は……」


「対抗策ならあるよ。それにはあるアイテムが必要だ。つむぎ君、今からひそかが言うアイテムをマテリアライズペンで作ってくれないかい? しき、君にも手伝ってもらうよ」



 ひそかが対抗策をつむぎとしきに言う。



「なるほどなるほどー。まぁ仕方ないなぁ! ウチしかやれそうにないからやってあげるよ!」



 納得したように胸を張るしき。

 つむぎはなぜそのアイテムが必要なのかよくわかってなかった。だがそれが必要らしいことは分かりマテリアライズペンで必要なアイテムのイラストを急いで描いた。



「はいしきちゃん!」


「あいよーウチに任せて!」



 完成したアイテムをつむぎはしきへと渡した。

 しきはそのまま空中へと飛んでいく。



「対抗手段ってなにがあるのよ!?」



 ねねこが尋ねた。



「古来から人類がサメに対抗するのに最適な武器があるんだ。それは──」




「チェーンソーだぁぁぁぁぁ!」



 しきが真上から下へと突撃するかのようにつむぎが作った武器チェーンソーを振りかざした。


 チェーンソーの鋭い刃でサメは真っ二つ───



「ガブッ」


『食べられた!?』


 

 にされることなくしきごとパクリ、丸ごと食べてしまった。



「げふっ」



 するボコッとなにかが爆発する音がした。するとサメがゲップのように黒い煙を吐いていた。

 

 どうやらしきが自爆したらしい。

 しきは砂浜へと戻ってきた。

 自爆したことでリスポーンしたのだろう。



「なんか知らないけど気分が清々しいなぁ! ふんふん~さて海へ行こー……ってなにあのサメ!?」


「爆発と一緒にさっきの記憶まで吹っ飛んでる!?」


 

 思わずつっこむつむぎ。



「おかしいな……映画だとチェーンソーで一刀両断するのがサメ映画のお約束なのに」


「ここはアンリアルだから……」



 こんなはずでは、という表情で真面目に疑問に思うひそか。それを呆れるように見る咲夜。


 

「ど、どうするのよこれ……!」



 ねねこは焦っていた。

 もうサメとつむぎたちの距離は近くであった。



「誰か助けて……!」


 

 つむぎは神頼みのように叫ぶ。

 アンリアルなので食べられても死にはしない。

 だがこのままではせっかくの海が中止になる。

 水着まで買って楽しみにしていたのにそんなのは嫌だった。


 巨大ザメが大きな口を開けて襲いかかってくる。

 そんな時だった。


 

 ドカーン!


 

 黒い稲妻がサメのところへと落ちた。

 その稲妻はとてつもない大きな音を放っていた。耳がキーンとしそうだ。



「サメぇぇ……」



 稲妻が当たったサメは涙目になり泣きながら海の方へと帰っていった。



「なんか知らないけど勝った……?」



 咲夜が言う。



「やったぁぁ。ウチは記憶ないけど撃退できたんだねー。これでまた海で遊べるーる! ところでウチのバイクはどこー?」


 

 サメがいなくなったことで喜ぶしき。

 しかし彼女はそのあとバイクが破壊されたことを思いだし自爆しかけたのはまた別の話。



「あの雷って……」

 

 

 みんなが喜び海での遊びが再開した中つむぎだけが先程の黒い雷に疑問を抱いていた。


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