二人でショッピング
動画が撮影される。
◆【二人でショッピング】咲夜ちゃんと互いにコーディネートしてみた! │麗白つむぎ
「こんにちは! アンリアルドリーマーの麗白つむぎです」
「同じく小太刀咲夜だよ」
いつもの挨拶で二人は撮影を開始する。
「今日はねUnreallyにあるショッピングモールに来てるんだ! そこで今回は二人で洋服屋でお互いの衣装をコーディネートしようって企画なの!」
つむぎは説明し、奥の洋服が並んでいる店を映す。そこには様々な衣装がならんでいる。
日常的に使える普段着やアイドルなどが来てそうなドレスなど種類は様々だ。
「咲夜ちゃんにぴったりの衣装をコーディネートするね!」
「私もつむぎに似合う衣装を考えてみるよ」
「それじゃあれっつごー!」
二人はそれぞれ別れ洋服を選んで行くことにした。
「うーんどれにしようかなぁ」
つむぎは洋服を眺めながら咲夜にどんな衣装が似合うのか考えていた。
咲夜は普段パンクな衣装を着ている。
なので今回はかわいい感じの衣装を着せてあげたい。かわいい咲夜が見てみたいと思っていた。
「これとかどうかな?」
一つの衣装を手に取る。
それは白と緑でデザインされたワンピースだ。
それを着た咲夜を想像してみる。
きっと可愛らしい姿だろう。だが少し違う気もした。
可愛くても咲夜らしさとは掛け離れてる気がした。咲夜の良さを活かす衣装を着せてあげたい。
ワンピースを元の場所に戻し他の場所を見ていくことにする。
どういった衣装が咲夜には似合うだろうか?
あまり派手な色は咲夜の好みにも合わないだろう。
そんな事を思いながら服を眺める。
するとあるものを見つける。
もふもふあにまるずシマリプロデュースという看板があった。そこにさまざまな一際素敵な衣装が飾ってある。
「そういえばシマリちゃんってデザイナーやってるんだっけ」
トップアンリアルドリーマーとしてのシマリはデザイナーとしても活動していた。
Unreallyでの衣装販売だけでなくリアルの洋服店とコラボしてデザインした服を出している。
「凄いなぁ……」
つむぎはその衣装たちに見とれていた。
咲夜の衣装を買いに着たわけだが、個人的にも後で買ってもいいかもしれないと思っていた。
「あっ! これなんていいかも!」
シマリがデザインした衣装から一つ良さそうなのを手に取る。そして全体を見てよし、と心の中で呟き購入を決めた。
◇
「はい、ということで購入が終了しました。咲夜ちゃんいいの選べた?」
「うん、つむぎの好みかはわからないけど似合いそうなのを選んだよ」
服の購入が終わりそれぞれが試着する時間となった。
つむぎたちはそれぞれ購入した衣装をメールで交換し合う。どんな服かは着てからのお楽しみだ。
「じゃあまずはわたしが咲夜ちゃんがコーディネートした衣装を着るね」
そう言ってつむぎは送られてきた衣装を一括で試着する項目を押す。
瞬間、つむぎの服は光だし別の衣装へと変化していった。
「わぁ……これが咲夜ちゃんが考えてくれた私の服装……!」
つむぎは全身を見ながら衣装を見る。
咲夜がコーディネートしてくれた衣装は水色のパーカーにうすいピンクのTシャツ。紺色の短パンというちょっとボーイッシュで、でもかわいい衣装だった。
「どうかな? 私なりに考えたつもりだけど」
「うん、すごくいいよ! 可愛くてわたしは好き!」
嬉しそうに受け答えをするつむぎ。
それに照れるようにありがとうと返事をする咲夜。
「次は私の番だね」
咲夜もつむぎの選んだ衣装を選択し試着する。
衣装が光る。そして別の衣装へと変化していった。
「これは……ドレス……!」
それはシマリがデザインした黒いゴシック感のあるドレスだった。
「どうかな? わたしは咲夜ちゃんに似合うと思って選んで見たんだけど……」
「うん……ドレスとかはじめて着たからこの姿だとちょっと恥ずかしいかな……」
咲夜の頬は少し赤くなっていた。
咲夜としての彼女は短パンをよく着ていたためスカートやドレスなどひらひらしたものとは無縁だった。
だがそんな彼女は可愛らしくとても素敵だった。
「でもつむぎが選んでくれたものだし可愛いのは事実だよ。ありがとうつむぎ」
「えへへ、どういたしまして」
微笑むつむぎ。この服を選んでよかったとつむぎは思った。
「さて、コーディネートは終わりましたがここで重大発表があるよ!」
画面には重大発表と大きく表示されていた。
「今日ショッピングモールに来た理由はもうひとつあるんだよね?」
「うん、わたしたち海に行くために水着を買いに来たんだ! 今度わたしたちの他にも友達を連れて海で撮影を行うよ! 丸一日撮影したものを動画にする予定だからよかったらみてね!」
撮影が終了した。
今度は自分達の水着を買う出番だ。
楽しい夏がはじまろうとしている。




