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入学式を終えて

無事入学式を終えた私はお兄様の方へ向かった。「お兄様!式辞を述べられた姿、とても素敵でしたわ!」

「レティツィアか、そこまで言われると恥ずかしいな。だがそう言われるとやはり嬉しいよ。」

くぅ〜、お兄様の照れ顔カッコよすぎか!

お兄様は世間からはポーカーフェイスだのなんだの言われている。が、私にはお兄様が照れた時のほんの少しの顔の変化が分かるのだ!!

ハッハッハッハッ、これが愛の力じゃぁー!!

「お前も立派な姿で挑めていたと思うぞ。だがな…」

やった〜お兄様に褒められた〜、って、ん?

「心の中ではいろいろと違うことを考えていただろう。それがバレるようではルチェライ公爵家のものとしてはまだまだだな」

まじか〜、やっぱお兄様にはバレちゃうか〜。うん、これからも精進します。


え、なんだって?公爵ってなんだよとな?あっ、肝心の自分のことについて説明してなかった!えと、私はレティツィア・ルチェライと申します。ルチェライ家というのは王国でも1、2を争う名門の公爵家で一族は宰相などの政治の中心とも言える職に就くことが多いんだよね。ちなみに私のお父様は現当主で宰相を務めてる…家ではお母様の尻に敷かれてるけどね(別に夫婦仲は良い方だよ!)

そして、次期当主がアロルドお兄様。まぁ、全てにおいて完璧なお兄様を退けて誰がなるんだってはなしですよ。閑話休題。とにかくそんな一族のしかも当主の娘となればやっぱり完璧な姿を他の貴族に見せなくちゃいけないわけで、お兄様とはいえ誰か1人でもバレてしまうような仮面だったのならもっと厚くできるようにしなくては!

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