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【現在】『死神の浮力』(伊坂幸太郎)


 2013年発行。


『死神の精度』の続編。

 前作は死神である千葉さんが様々な人物を追いかける連作短編集だったけれど、今回はとある一人の人間の死を「死」か「見送り」かじっくりと調べる姿を描く長編であります。


 あまりに最近、死ぬ人間が多いため死神たち が「人間の寿命の還元セールを実地中」ってのがよかったすね(笑)


 それにまさか『ロミオとジュリエット』のロミオ、彼も死神だったなんて……。


 今回、死神の千葉さんに見初められた人物は「死」となるのか、それとも「見送り」になるのか? 


 実は僕は読む前から今回は「見送り」になるのでは、と推測を立ててました。死神が「殺さない」理由とはいったい何なのか?──というのが本作のテーマだと予測をしていたのですが、はたしてその結末は……? 


 まあ、この先はネタバレになっちゃうので言いませんが(^_^


 僕の推測が当たってるのか外れてるのか? 皆様のその目でお確かめくださいませ。


 あと、この作品ってこれだけ長いのに場面があちらこちらに飛ばないんですよね。短編ならともかく、長編でこういうのは、あまりないんじゃないかな。


 ある人物だけをずっ~っと追いかけてる視点なんですね。そういう意味では、これ、けっこう実験的作品だったのかも……とも思ったり。


 ただ、正直言って、これまで読んだ伊坂作品の中では一番ピンとこなかった──というのも確かでした。誤解されると困るのですが、これは単に僕の読みが甘いだけだとホントに思っております。


 素人の僕が簡単にそう言い切っていいほど、この作者様は一筋縄では括れない──ということは、僕自身だんだんわかりかけてきてますのでね♪

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