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【現在】『この闇と光』(服部まゆみ)
1998年発行
ずいぶん前に知り合いからもらったまま、すっかり忘れて本棚で眠っていた本。
ネットで結構お薦めな「どんでん返しもの」だと知り『……あれ、これうちにあんじゃね?』と思い出す。いや~面白かった。もっと早く読めばよかった。てっきり中世ファンタジーだとばかり思ってましたわ。
劇中おそらく誰もが途中で「あれ?」と感じる違和感。考えるに作者は“わざと”それをやってるとしか思えず、それが単なるミステリとして終わらせなかった勝因なんだろ~な~、としみじみ思ったりしました。
むしろ「ひっくりかえって」から二度目の面白さを味わえるという荒業に大満足!
( ̄▽ ̄)