【現在】『アナログ』(ビートたけし)
2017年発行
タイトルからして物語の主人公は著者のたけしさんと同年代くらいかと思っていたら違った。
「どうだい、いい話だろ、えっ?」と例の北野節が聞こえてきそう(笑)
いわゆる専業作家と呼ばれる人たちの小説とはテンポというかタイミングが違うような気がするのは僕だけ? どちらかといえば脚本みたいでしたね。
毎週ここで会いましょう。会えたら会えたで。来れなかったら来れなかったで、ああ忙しいんだなってことで──そんな男女の物語。
携帯やスマホがなかった時代はさぞかし不便だったのだろう、なんて思う若者もいるのでしょーが、まあ、それが当然ちゃ当然だったんで、さほどそうでもないわけで。
ただ「あの瞬間もし携帯があったら人生は違ってただろーな」なんてことは多々ある。それはそれで良さがあったというか。
さらりと流し読んだ感はあるけど終わってみればいい話でした。楽しめました。
「映画監督に一番向いていないのは、映画を観て、それに素直に感動してしまうような奴だね。ものを作る人間が他人の作品に感動してどうするんだ」
と、たけしさんは言うてますが、ちょっと素直に感動してしまった自分はものを作るに向いてないのかも(^_^;)




