惰性と糞と己とサヨナラと
現実から目を背けるように、僕は微睡みにしずむ。そんな格好良い台詞のひとつでも言ってみたいものだ、嗚呼、我が家の万年床が恋しい、茶碗は……いつから洗ってないだろう、ゴミ袋は……いくつ溜まっていて、片付けるのならば階段を何往復しなければ行けないのだ!洗濯は……一体どれだけの水と金が流れだそうか、全ては己の惰性の所為だろう、だがその惰性は何処から来る?クソみたいな社会からか?そんなのは言い訳だ。でも心地いいくらいに都合がいい、そうだ!社会の所為にして惰性を許してしまおう。ウェルカム惰性!、木造で腐りかけのボロアパートにこだました。私はこのボロが愛おしい、同族嫌悪の反対、同族愛と言った所か、程よく腐りかけて朽ちて朽ちて朽ちて!ボロボロだァ、私も社会も糞まみれで真っ茶色だ。色彩もへったくれもない、茶色い砂浜茶色い海に茶色い空、ここまで揃えば拍手喝采、足をばたつかせて全身から糞が流れ出す、首に赤い筋1つ
最後、どうなったでしょう