表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

用語集(プロローグ+α)



氷王星ひょうのうせい/日本(場所)


氷王星は地球からとても遠い惑星であり、自転軸が90度近く傾いている。そのため居住可能な地域は赤道付近のみと極めて狭く、かつての地球で氷河期を前に滅亡の危機に瀕した人類の科学技術により主に地下街を深くまで掘り進めたり逆に空に向かって超高層マンションを建てるなどされている。また、科学技術が地球よりずっと発達しており、これ以上発達しすぎると人類の滅亡を助長するとして科学技術の発展が規制されている。また、星全体を取り巻く魔力の影響で髪色や目の色が地球人類にはありえないカラフルな色彩になりやすく、そのためか本来はそう珍しくなかったはずの黒髪黒目を悪魔など邪悪なものとする風習が各地にある。また、氷王星人類は身体が弱い傾向にあるものの地球人類に比べ非常に賢く記憶を保持しやすい脳を持つ。彼らが弱い身体で生存競争を乗り越えてきたのはひとえにその賢さや考える力のおかげであろう。

日本はその氷王星の赤道より若干北極側に位置する島国で、他の国々と比べても技術の発展度が高い。公用語は地球の日本と同じ日本語。地球の日本に比べて寒く、最南端でもようやっと地球日本の東北地方程度、最北端に至ってはアラスカレベルである。そのため寒さに強い人間が多いものの、時折寒がりで真冬は服で防寒しようとした結果着太りしすぎて丸くなっている人間もまれに見られる。また、他の国に比べて比較的黒髪や茶髪が多い傾向にある。



星陽せいよう(場所)


日本の中心に近い、海に面していない県である美夜みや県の北部にある市。大きな湖のほとりに位置し、産業は水産業が盛ん。また、かつて様々な病で末期と診断された患者の集まるホスピスがあったことから医学が他の都市よりも発展し、世界一の医学都市とも呼ばれている。しかし、医療に必要な病院や研究所、製薬会社以外の施設はむしろ多少発展が遅れている田舎街であり、レトロな喫茶店や食堂、レトロゲームばかり集まったゲームセンターや骨董品店も珍しくない。



聖アリス学園(場所)


主人公、時計卯夜たちの通う学校。正式には私立聖アリス学園星陽本校であり、世界中に支校がある。

小等部、中等部、高等部、大学部、特別支援学部、附属幼稚園、附属病院、大学部附属研究所があり、とんでもなく広い。また、病院が附属しているため病弱な生徒が集まってくる傾向にある。その病弱な生徒のために出席日数は関係なくテストと授業参加時の様子などで成績をつけているため、病弱などでなくとも訳ありの生徒が多い。

また、施設も充実しており、中等部からは授業の進度や学ぶ内容も自分から選ぶことができ、中には全知識をすべて学ぶことを望んで取れる授業はすべて取る生徒もいる。

この学園の七不思議のひとつに、秘密学部というオカルティックな内容を学んでいるらしい学部があるというものがあるが、真偽は不明である。



Magicer(人種、種族……??)


魔法使い全般を指す言葉。読みは不明だが、大概マギサー読みである。略称はMagマグ。あるいは単に魔法使いなどとも。

人類の生命維持に必要な魔力は外部から供給されており、その供給される魔力の量が一般人より多く魔法を行使できるほどである場合Magicerとされる。

8つの属性のうち2つから5つ程度の余剰魔力を持っている場合が大半であり、全属性持ちはかなり珍しい傾向にある。聖アリス学園中等部2年に全属性持ちが現在確認されている範囲で3名いるのはやはり聖アリス学園自体訳ありの生徒が集まりやすい傾向にあるためだと思われる。



魔力、魔法(概念、力)


魔力とは本来は人類を含めたあらゆる存在に生きる、動く、そんなあらゆる力を与える存在であった。魔力と呼ばれる所以は、その魔力の供給が過剰であるなどのために魔法を行使可能な存在がいることにある。

魔力は火(赤)、地(黄)、闇(黒)、時(金)の陰の属性、水(青)、風(緑)、光(白)、命(銀)の陽の属性の8つの属性があり、それぞれの属性の色は示した通りである。魔法の行使はいわば連想ゲームと祈りであり、どんな魔法を使えるかは例えば火であれば「火→赤色→りんご→甘い→砂糖」のようにどこまで連想して「じゃあ砂糖は火属性だ」という風に思い込めるかで決まり、その魔法の強さはその「砂糖は火属性」ということがどれだけ強く正しい、ありえると思えるかで決まってくる。

また、下級属性に火、地、水、風、中級属性に光、闇、上級属性に時、命と分類されており、属性の格が上がるほど同威力同程度の魔法でも魔力消費が多くなり、またその属性は持ちづらく、その分強力になりやすい。また、火と水、地と風、光と闇の組み合わせはそれぞれ相性が悪く、お互い力を打ち消し合う傾向にある。命と時はどんな属性とも相性がいい傾向にある。

また、全ての属性を正しく使えば魔力による神体を生み出すことも可能であると伝えられており、これまで数多くの全属性持ちのMagたちが挑戦してきたものの魔力が足りないようで悉く失敗してきた。今のところは成功例は存在しない、というのが多くのMagたちの見解である。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ