(v)
今日も手元には真っ白な紙
何を書こう
何をしよう
そんな楽しい思い出を
指の先からほんの少し
今日も手元には真っ白な紙
それでもそれは折り目が付いて
目をよく凝らせば紙の上には
罫線なんかが書いてあって
何だ実は真っ白なんて
思い違いだなんてため息
線の数は何本だろう
きっとまっすぐ走るんだろう
とてもとてもリズミカルに
きっときっとエイトビートで
苦しくないか
倒れないか
全音休符のないリズム
楽しいかい
本当かい
一度無音とはいかないけれど
勢いだけじゃ走れない
隠れて息を
してもいいんだ
ありがとうございました。