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突然の告白 1
「おはよう。」
朝8時20分、聞き慣れた高い澄んだ声が聞こえた。
その声の主は笹川可憐。
3月の先輩の卒業式の日以来ずっと仲良くしている、俺の初恋相手だ。4月10日のクラス替えから早一ヶ月の5月10日、席が隣の彼女から小さい紙袋を受け取った。
「辰男今日が誕生日だったっけ。おめでとー!!」
そうだ、今日僕は誕生日だった。
「ありがとう。」
そう言ってもらった紙袋の中には僕の好きな阪神タイガースのロゴ入りのシャーペンと、小さなメモが入っていた。そのメモには
“いつもありがとう。誕生日おめでとー!!”
と書いてあった。
その隅っこをよーく見てみると、
“辰男のことが好きだよ”
って書かれていた。
「へっ!?」
と思わず叫んでしまった僕は、
「ヘックション!!」
とごまかしたら、クラスの笑いまでとってしまった。
その直後、可憐からまた違うメモ用紙を受け取った。
“昼休みに体育館の裏に来てね”