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無気力系召喚者、覚醒する  作者: 火川蓮
第四章

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chapter27 新しい生活の始まり

ゴブリンたちを討伐して、持ち金が増えたから整理しておこう。


前回――と言っても昼頃なんだけど、ゴブリン二十匹とホブゴブリンを倒して、ギルドから支払われた報酬が銀貨2枚と銅貨125枚。


今回の報酬が――銀貨67枚と銅貨265枚。

合わせて、銀貨69枚と銅貨390枚だ。


まだこの世界の金銭感覚はよくわからないけど、これをそのまま持ち歩くのは、さすがに危険な気がする。

素直にアイテムボックスに突っ込んでおこう。


「もう……夕方か。宿探さないとな」


大金を収納したオレは、街を歩き出した。

昨日は衛兵の宿舎みたいな場所に泊まったけど、今日からは宿暮らしだ。

街の通りには人影もまばらで、昼間とは違う落ち着いた空気が漂っている。


異世界に来て、二日目。

色々あって濃厚な一日だったが、この世界は“生き残る力”さえあれば、どうにか生きていける。

危険なことは、なるべく避けて――。

そんな風に考えているときだった。


「やぁ、期待の新人くん。宿探しかい?」


「私たちが泊まってる宿、紹介しましょうか?」


男女二人に声をかけられる。


(確か、この人たちは……)


見覚えはある。

けど、すぐに思い出せず、言葉に詰まった。


「覚えてないのも無理ないわよ。あのゴタゴタじゃね……」


「オレたちも、ギルマスが待ち構えてるなんて思ってなかったからさ」


二人は笑いながらそう言った。


「私はフィアン」


「オレはウィル。つい最近、Cランクになった冒険者だ。

君は?」


「ケイタと言います。よろしくお願いします」


そう言って、軽く頭を下げる。


「礼儀正しい子ね」


「ゴブリンサージェントの群れを殲滅したって聞いてたから、もっと荒っぽいと思ってたよ」


(え!?)


「オレ、どんなイメージ持たれてたんですか?」


思わず聞き返す。


「うーん……戦闘狂?」


「正直、あの場にいた人たちは、だいたいそう思ってたと思うよ」


なんか……ひどい言われようだ。


(あのときって、やっぱり――昼間の“あれ”のことだよな?)


「ここで話すのもなんだし、宿まで歩きながら話そうか」


ウィルさんがそう言って歩き出す。

フィアンさんと一緒に、その後をついた。


「オレって、そんなにヤバく見えました?」


「空を駆けながらゴブリンを倒してたもの。さすがに引くわよ」


「人が空を走るところなんて、初めて見たからね。 あれ、どういう技術なんだい?」


二人の視線が向けられる。


「“あれ”も魔法ですよ。知ってた魔法を応用しただけです」


「応用?」


「無魔法の“シールド”です。 風魔法で応用したものは、“エリアルシールド”と言います」


オレは歩きながら説明した。


「シールドは空中に壁を作る魔法で、

魔力を注げば注ぐほど、耐久性や持続時間が上がる。 形も、ある程度自由に変えられます。


似た魔法に“ウォール”がありますが、あっちは消費魔力も形も固定です。 魔力を注げば強くはなりますけど、使い切れば消えます」


「なるほど……」


「新人で、そんな発想が出るのがすごいわよ」


二人は、どこか呆れたように苦笑した。

そうして話しているうちに、ウィルさんが一軒の建物の前で立ち止まる。


「ここが――オレたちが泊まっている宿だよ」


オレは、その建物を見上げた。

今日、泊まることになる宿屋だった。

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