第五話 自由席そしてホームルーム前 (後編)
アドバイスお願いします。
出来たら★も
「もちろん褒めてるよ。けど、樹は女子たちの好意に気づいてないだろう?」
「好意?何の事?」そう言うと慎吾だけじゃなく稔、更には周囲にいたクラスメイトまでもが呆れだした。
「ほらね、気づいてないんだよ。自分に好感持たれている事が」
「樹は当たり前に周囲に優しくするから気づかないのも仕方ないかも知れないけど・・・・・」
慎吾と稔はひそひそと話し始めた。
「稔、ちょっと探ってみない?」「うん、そうしよう。これ以上無自覚を生み出さないように」二人は何やら決心したようだった。
「樹、聞きたい事があるんだけどいい?」「なんだよ・・・改まって、まぁいいけど」
「樹は女子に好感持たれてるって思ったことある?」
「・・・・・ないけど」
「じゃあ・・・・・女子のこと可愛いって思ったことある?」
「それはあるけど・・・・」慎吾は目を見開いた。
「それは・・・・このクラスの女子で言ったら誰?」
「うーん・・・・・決められない」そう言うと慎吾じゃなくクラスの女子が『それって、私たちが可愛くないってこと?」
「あ〜違う違う、みんな可愛くて決められないってこと」
この学校は顔面偏差値を全国的に見ればかなり高いと思うんだよな。
「まぁ、選べる機会すらないんだけどな」
俺はモテないしイケメンじゃない。さっきの言葉もイケメンなら惚れられるかもしれないが・・・・・俺みたいな普通顔が言うと引かれるだろう。(っていうか多分引かれた・・・・・)
そう思った矢先に俺の携帯から電話がなった。
電話の相手は編集者の今宮さんだった。
俺は星の席の少し後ろの方で電話に出ることにした。
「もしもし?今宮さん。どうしましたか?」「樹くん、突然なんだけど今日家行っていい?」「・・・・・家ですか?」「うん。そろそろ樹くんの家族にも話さないといけないでしょう」
話さないといけない内容はお金のことだ。俺が何ヶ月も言えずに居てることを知って配慮してくれたのだろう。
ただ電話を掛けるタイミングも配慮して欲しいものだが。
「お手数かけます。」今宮さんには感謝してばかりだった。
『1時間後に来る』という約束をして電話を切ろうとしたタイミングで星が携帯を取ってしまった。
「星?何してる」そう言ったが星は聞く耳持たずだった。
「あなたは樹の何なんですか?」「・・・・・貴方は?」
今宮さんは冷静に対応していた。
「私は樹の幼馴染です。あなたは?」「私は仕事・・・・・じゃなく樹くんの知り合いのお姉さんって所かな」
「っていうか貴方が、樹くんがいつも自慢してる幼馴染?」
「・・・・・自慢ですか?」
「えぇ、美人で頑張り屋さんで俺が1番尊敬する幼馴染だっていつも自慢してくるの」
「・・・・・・・」星は黙って携帯を渡し俺の膝の上に乗っかってしまった。
「星?」そう言うと星は俺の方を向いて『・・・・・私は頑張り屋さんだから甘えさせて」
「・・・・・ッ・・・・」俺は聞かれた羞恥心でいっぱいになった。甘える星が可愛かったっていうのもあったが、
俺は切り替えて今宮さんと通話を再開した。
「・・・そうだ樹くん。幼馴染さんも連れてきたら?」
「え?」「家族に言うタイミングに一緒に言ったら」
確かにその方がいいかと納得し星も俺の家に連れて行くことにした。
「分かりました。そうします」俺は承諾し『また後で』と言い電話を切ったのだった。
通話が終わって気づいた。
・・・・・ここは学校なのだと
1年後には面白いと言ってもらえる小説を書けるように日々努力します。アドバイスできたらお願いしたいです。
物語の構図を理解し上手く小説を書けるようにしたいと思います。頑張るので応援よろしくお願いします。