第一話 高校生作家(1)
今回幼馴染はあまり出てこません。
訂正とかあったらコメントください。
レビューも出来たらして欲しいです。
「はぁ〜」俺は教室の窓際の席で外の景色を見ながらふと呟いた。
暖かい風で髪が揺れる。その暖かい風と共に朝のことを思い出していた。
朝、俺は学校の準備をしていた。
たった二週間という休みを終えて俺は3年生に上がる事となった。
俺が通う学園、私立玲朧学園は進学するにも就職するにも本人の希望と言って自分がしたいものを推奨している学校だ。
だが3年になると違ってくる___
3年生にもなると授業のスピードが速くなり課題も多くなる。
その理由として挙げられるのが進路調査表だ。
この学校の8割が進学を希望していて残りの2割は夢、または就職を希望している。
先生たちは皆、進学を望んでいる。
その理由はこの世の中が学歴社会だからだ___
大学へ進んだ方が学歴が高くなりその分、良い就職へ入れる。
そして社会では学歴の低い者は奴隷のように働かされ学歴の高い者は功績をどんどん出世していく。学歴の低い者が出世できない訳じゃないが学歴が高い者の方が出世できる事は日を見るに明らかだろう。
そして学歴の低い者は将来気づくだろう。
なぜ自分は勉強をしてこなかったのだろうと・・・・・
学生時代に幾らでも勉強する機会はあった。
でも遊びに惚けて勉強はしてこなかった。
そして今の学歴の高い者は学生時代勉強を続けた。どんなにしんどくても遊びたくても努力した。
その結果がこれだ。勉強してきた者は勝ち組となり勉強してこなかった者は負け組となる。
それがこの世の中の秩序だ。
夢を追うのも時には諦めが必要な時が来る。
自分に才能が無かったりとかいろいろだろうけど、1番は自分でその夢を諦めていた場合は別の道を進んだ方がいい。
自分が無理だと思っている夢は叶うはずがないから。
けど夢を追うのも諦めるのも当人の自由だ。
もし本当に叶えたい夢があるのなら、全てを振ってでも夢に向かうことが必要になる。
余談が多くなってしまったが俺を夢を追っている一人だった。
俺の名前は風早樹。中学3年の時にとある小説にハマった。
その小説は仮想現実と言い、現実とはかけ離れた場所で主人公と仲間たちの友情物語だった。
それから俺は仮想現実の小説を書くことを決めた。
最初は趣味で書いていた。
仮想現実で遊ぶという日常を描いた小説を書いていた。
最初こそ見ている人は少なかったし批判なコメントばかりだったけど、どんどん見てくれる人が増えて好評なコメントが増えて行った。
そして自分の作品が編集者さんの目に留まり書籍化が確定した。
趣味で書いていたものが仕事となった。
どんどん書き続けて2年ほどで完結した。
高二の春休みで俺の作品は終焉を迎えた。
自分なりに完璧な最終回だった。
そして小説家は辞める?と聞かれたら多分、
辞めないと思う。
けど編集者さんに、事務所の人にまた違う作品書こうと聞かれた時
は何も答えられなかった。
その理由はもう少し考える必要だと思ったから・・・・・・
そして今に至る。
春休み中に決心がついた_____
今回前置きっていうか説明長くて本当にすいません。
この小説は作家の活動兼ラブコメって感じです。
批判コメントは辞めて欲しいです。メンタル豆腐なので、
今日の夕方もアップする予定です。明日も2本出来たら出します。
来週は月から金(1本)土日(3本)出す予定です。