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ZEBRAシリーズ  作者: 新入りEvo
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第1章 始まりは突然に

 皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

仕事、学校、恋愛、トラブル...色んなことでさぞお疲れかと思います。


 さて、本題に入りましょう。

皆さんはこんなことを思ったことはありませんか?

「この世の中はおかしい!あらゆることが理不尽で、矛盾だらけで、全く訳が分からない!!」ってね。

実際、この作品の主人公もそのようなことを考えているようですよ。


 ですがね、このお話はそんなことどうでもよくなるような物なんです。

皆さんも一度落ち着いて、自分の人生を歩んでいってください。


 さあ!いよいよ始まります!新入りEvo最新作!「ZEBRA」。お楽しみください。


???「...ハア。」


 世の中に、失望していた。このくだらない世の中に。

俺の名前は「ルード」。俺は今日、高校を辞めた。別に勉強が嫌いなわけじゃない。ただ...あれだ。

いわゆるイジメってやつにあったってとこかな。それもかなり大規模なのをな。

ま、その辺はあんまり聞かないでくれよ。


 俺は今、だだっ広い土地にちっぽけな小屋だの畑だのがあるだけの、平凡な村に住んでる。

でも、高校も辞めたし、そろそろ都会で働こうと思ってるところだ。


???「よお。そろそろ出かけるぞ坊主。」


ルード「...その呼び方は辞めてくれって言ったじゃないか、ゴーおじさん。」


 この人は、俺ん()の近くに住んでるゴーおじさん。

昔っから面倒見てもらったってことで、、今もなんだかんだ交流を続けてる。

俺は親とは中学以来、殆ど顔も合わせてないし、都会に働きに出ることも伝えてないしで、

今日はこの人に都会まで送ってもらうんだ。


ゴー「ほらよ、乗りな。」


 そう言ってゴーおじさんは、土で汚れた古い軽トラックを俺の前に停めた。

俺はそのトラックの助手席に乗り込み、終始無言で外を眺めていた。

そんな俺に、ゴーおじさんは呆れたような口調で言った。


ゴー「ヘヘっ。本当に大丈夫か?俺が付き添ってやろうか?」


ルード「...別に大丈夫だよ。」


 トラックは、細い道をビュンビュン飛ばして走り、あっという間に村を出た。

そして山道を下り、橋を渡り...気がついたときにはもう、ビルが建ち並んだ賑やかな都市が見えてきた。

俺は表情にこそ出さなかったものの、今までに見たことのない景色に圧倒されていた。


ゴー「...よし!さ、着いたぜ。ここが「なんでもできる愉快な場所」で有名な、「ハリグレイン」だ。」


 ゴーおじさんはそう言って、俺をトラックから降ろした。


ゴー「ちょっとそこの公園で待ってろ。何か昼飯を買って来てやるから。」 


 そして、またトラックのアクセルを踏んで行ってしまった。


ルード「......。」


 俺は、しばらく固まった(のち)、公園のベンチに腰を下ろした。

公園の遊具では小学生ほどの子供が集まって遊んでいた。その様をただボーッと眺めていた俺は、

どんな風に見られていたのだろうか...。



   そのときだった。



 突然、けたたましいサイレンの音が聞こえたかと思うと、辺り一体が激しく揺れた。


ルード「え!?なんだなんだ!?」


子供達「おい!ヤベーぞ!逃げろ逃げろ!」


 さっきまで無邪気に遊んでいた子供達も、血相を変えて逃げて行き、


アナウンス「警報!警報!只今(ただいま)、海獣特別警報が発令されました!速やかに地下シェルターまで避難してください!繰り返す!海獣特別警報が...」


 といったアナウンスも鳴り始めた。


ルード「おい...おい!なんだよこれ!と...とりあえず逃げた方がいいのか!?」


 このときの俺は、後々(のちのち)起こる衝撃の出来事のことなど、考えてすらいなかった...。

 ゴーおじさんと別れ、ルードを襲う第一の試練!

果たしてこれから、どんな展開になって行くのか!

ルードの今後の活躍にご期待ください!

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