序
※ 登場するアニメ、漫画、ゲームのキャラクターとされる人物は、実在するアニメなどの作品とは関係がない作中作のキャラクターです。歴史上の人物をモチーフとしたキャラクターも登場しますが、実在の人物とは関係はありません。
※ この作品は、まともにプロットも組んでおらず勢いだけで書いております。そのため、最低限小説の形にはなっていますが、作品としてのクオリティは低いです。
※ タイトルにもある通り、この作品は一応の形で完結はさせてありますが打ち切りエンドとなっております。きちんとしたエンディングに向け、クオリティを高めた【古の英雄を召喚する『英雄召喚』でなぜか漫画やアニメのTSキャラが召喚できちゃったんですが?】が別に連載中ですので、打ち切りエンドをお望みでない方はそちらをお読みいただけると幸いです。
2020/06/30
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「こうした薩長が中心とした藩閥政治に不満を持った土佐藩士を中心に自由民権論が広がったわけです。板垣退助や後藤象二郎という名前は皆さんも聞いたことがあるんじゃないでしょうか?」
「板垣死すとも自由は死せずってやつですか~?」
「そうです。その板垣退助ですね」
俺は歴史ってやつが嫌いだ。
いや、他の科目だったら好きってわけじゃないんだけど、その中でも今とは関係ない過去のことを学ぶ意味が分からない。
誰だよ板垣とか後藤って、人間が死んでも概念が死なないなんて当たり前じゃないか……そもそも概念が死ぬってどんな状況だよ。
この髭面のおっさんが歴史上の英雄とか冗談みたいな話だよな。
「そうした自由民権運動の気運が高まっていくと――おや?」
「え!?」
「なにこれ!?」
「なんだよこれぇ!?」
あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
お前絶対年齢詐称して定年誤魔化してるだろってぐらい老けた老教諭がとうとうと自由民権運動がどうたらと語っている最中、突然教室の床が発光した。
な…何を言ってるかのかわからねーと思うが、俺も何が起きてるのかわからないんだ。
大掃除の時にワックスと間違えて蛍光塗料でもぶちまけたのか?
いや、暗くなったわけでもないのに蛍光塗料が光るわけないな。
そもそも、どう考えたって光の強さがおかしい……なんか、この光、規則性がある?
光ってない場所もあって、教室を中心に何重にもなった輪と変な記号を描くように床が光っている。
教室はもうパニックだ。
何故かって?
光が迫り上がってきてるんだよ。
どんどん床から光が上に!
消えてるんだよ俺たちの身体が!
なんだよこれ、どうなってるんだよ!