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プロローグ
謎の歌声と共に目を覚ましたらそこにはローブを羽織った人達が私の寝転がっている祭壇の下で変な儀式をしていた。なんとなく嫌な予感がして私は身体に付いていた物を取っ払い、適当に服を身に纏い誰にも気付かれずにその場を後にした。
「うぅ…」
寝起きで慌てたせいかふらふらする…私は地下に降りてあれを取りに行った。上から喚き声が聞こえる。私はあれを取った後急いで地下牢の鍵を取って牢に囚われていた皆を助け出そうとした時、後ろから誰かに話しかけられた。
「ダメじゃないか、お嬢さん、生贄を勝手に解放しちゃ。」