プロローグ
・・・投稿してしまった。
※7/7 ちょい修正
始まりの父にして、最初の母である最高神が高々に宣言する。
今この時を持って、我が前に跪く双子の神に宇宙を一つ任せよう、と。
ここに新たなる創造神の誕生を称える、と。
見守っていた八百万の神々が双子の神を祝福する。
双子の神も互いに喜び合っている。
そして、互いに誓い合っていた。
……この先にどんな苦難が待ち構えていようと手を取り合い良き世界を創造していこう、と。
未来永劫……。
気の遠くなる時が過ぎた。
双子の神は互いに憎しみ合っていた。
きっかけは些細な事だったのかもしれない。
もしくは、それなりの出来事があったのかもしれない。
気づいた時には、取り返しのつかない憎悪が生まれていた。
また、悠久の時が流れた。
双子の神は殺し合いを演じていた。
宇宙を二つに別って。
一方は各世界の頂点たる覇者、四柱の龍王を率いた。
一方は各世界の支配者たる王、四柱の魔王を率いた。
骨肉相食の闘争は永きに渡った。
多くの命が失われ、多くの世界が滅んだ。
宇宙は、死に溢れていた。
……龍王と魔王はある時、気づく。
自らの主たる神は唯の混沌と化している、と。
そして、理解した。
この争いに終わりはない、と。
この争いは無意味だ、と。
彼らに残ったものは、後悔だけ。
神に率いられ命じられるまま数多の世界に、自らの生きる宇宙に、破壊と暴虐を振り撒いたのだから。
それは、彼らの故郷である世界でも例外ではない。
……己自身の手で、帰る場所を壊してしまったのだから。
彼らは、未だ壊れずに漂う世界を守る事を誓う。
それは贖罪。
彼らは、壊れた世界の欠片を寄り集め、創造する。
それが希望。
ルブレス・ウィリデルパ・ラーウムラル・レウムフォンス、八柱に支えられし四つの世界。
アルブーム、神に依らず創造された唯一の世界。
この宇宙は、四つと一つの世界が混沌を漂っている。
……それだけだ。
うん、小説って難しい。
好きな作品の更新を待つ間に溜まる悶々とした思いを解消するためにも書いてみました。
マイペース更新で頑張ります。