プロローグ
処女作になります。
至らない所が多々あると思いますが勘弁して下さい。
熱い……体中が熱い。
体中が熱い上に、何だか頭が凄く痛い。
その理由を確かめようと辺りを見渡すと、辺り一面が赤一色だった。
え……なにこの状況?
え……と……
と……とにかく自分の置かれた状況が飲み込めない。
自分はうつ伏せで倒れている。体中が熱く、頭が痛い。
多分ここは公園だと思う。しかし一般に言う公園とは違う点がある。
本来、土や芝生でおおわれてるべき場所が火でおおわれてる。
俗に言う火の海だ。
更に目の前に人が倒れている。
とにかく何が何だかわからない。
考えても分からない物は分からない、まず倒れてる人を助けなければ。
と、思ったが体に力が入らない、てか痛い。
体中の血液が沸騰しているような熱さと、腹部と両太股に激痛が走る。
何とか堪えて上半身を起こし身体を見やる。
うわっ……何これ酷い。
腹部にはお臍が増えたの?と思わせるような穴があいていた。
その穴から、呼吸に会わせるような一定の間隔で血が湧き出ている。
両太股は縄をキツく縛ったときに出来る痕のような物が黒く出来ている。
体中血塗れだし、しかも裸だ。
倒れている人を助ける所ではない。助けを呼ばなければ。
「ヒュー……す……」
誰かー、助けて下さい。
「ヒュー……」
誰かいませんかー。
声が出ない……やばいな。
頭の痛みも酷くなってきた。このまま死ぬのかな。
やだな、何も分からないまま死ぬなんて。
目の前に靄がかかってきた。
これで終わりか。お腹減ったなぁ~。
そんな事を思いながら意識を手放した。
う~ん、どうなんだ(´。`)