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黄昏は悲しき堕天使達のシュプール  作者: Mr.M
一章 Reunion 4月

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第12話 本質

俺は日々、大吾からの嫌がらせを受けながらも

それなりに楽しい学校生活を送っていた。

意識していないとはいえ、

やはり初恋の少女である相馬と

毎日顔を合わせるのは嬉しかったし、

思った以上に奥川との関係が良好だったからだ。

元々俺は大吾に思い知らせるために

奥川に接触したはずだったが、

今では2人で過ごす放課後の時間が

待ち遠しかった。


大吾の嫌がらせが激しくなればなるほど、

俺は奥川と仲の良いところを大吾に見せつけた。

そして憤慨する大吾を見て心の中で笑っていた。

ここで俺は改めて自分の本質に気付いた。

俺はSなのだ。

所謂、広義の意味でのサディズム。

よくよく考えれば

蟻の巣に水を流し込むという行為は、

少なからず残虐性の表れであり、

俺にはそういう性質が

幼少期より備わっていたのかもしれない。

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