表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/46

見えない声に寄り添うために──子どもの権利を考える

#人類を変えた足跡  シリーズ物語 第三十六回

1959年11月20日

国連総会が「児童の権利に関する宣言」を採択

私たちは今日、子どもを守ることを当然のことと考えがちだが、人類の歴史の初めからそうであったわけではない。実際、20世紀初頭でも、子どもが大人と同じように危険で不衛生な環境で働くことは珍しくなかった。


第一次世界大戦後、1924年のジュネーブ宣言の公布により、「ジュネーブ児童の権利に関する宣言」が国際的に宣言という形で初めて提起された。そして第二次世界大戦後、国連が1959年に採択した『児童の権利に関する宣言』は、この理念をさらに広く深く浸透させた。


この宣言は10の原則を掲げ、すべての子どもが人種、宗教、性別、出自などの違いによらず教育を受け、特別な保護と救済を受けられること、見捨てられたり搾取・虐待されたりしないこと、そして健やかに成長できる環境を持つことを明確にした。


厳密にはこの宣言自体に法的拘束力はないが、人権理念が普及・発展する過程において各国の児童への関心を高め、子どもの権利を法的に保障する最初の国際条約である『児童の権利に関する条約』(1989年採択)の成立を促す重要な原動力となった。

挿絵(By みてみん)

今日では当たり前に感じられるこれらの理念も、世代を超えた有識者たちの努力の積み重ねによって築かれてきたものである。それらは心に留め、繰り返し確認していく価値がある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ