『決戦~要塞アンピラミッド~』
『決戦~要塞アンピラミッド~』
登場人物
ロージー(PL:Aさん) ……街道が大好きなメタロスの神官。22歳。
ミコト(PL:Bさん) ……うさぎの魔法使い。芯の強い丁寧語の少女。12歳。
ミード(PL:Cさん) ……お酒が大好きな陽気なドワーフの戦士。18歳。
タマーナ(PL:Dさん) ……寡黙なルーンフォークのグラップラー。少女姿。
イリセア(PL:Eさん) ……キザで格好つけたがるエルフの弓使い。35歳。
都内某所、ソードワールドを遊ぶために5人のおっさんが集まる。
イリセア:レベル10!ジェスフェーヌ(馬)が復活しました!
ロージー:プリーストLV10になりました。回復力が上がりました。
タマーナ:グラップラーLV9です。戦闘特技でインファイトを取得。
GM:おお、命中が上がるんだっけ?
タマーナ:そうです。カウンターの時も上がります。
ミコト:セージが9レベルになりました。コンジャラー8で新しいゴーレムを作ったよ。戦闘特技はマリオネットを取得。自分の手番以外でもゴーレムを動かせるようになった。
GM:戦術の幅が広がるね。成長報告は以上かな?では、シナリオを始める前に、別にお酒を飲んでシナリオ作ったわけじゃないからね?
イリセア:信じてますよ!GM(笑)
シーン1 空に浮かぶピラミッド
GM:よし、じゃあ、現在の状況からご説明していきましょう。
前回、巨大なアンコを取り上げましたね。釣り上げたロードウォーカー一行はパルウィードに滞在しております。
そして王女ミルデニッシュの生誕祭にそのまま招待されております。
大鍋でグツグツと煮込まれるあんこう鍋。色とりどりの野菜や果実、肉料理なども並び、盛大なお祭りとなっております。
そして国王ライスハムと話す機会が与えられます。
ロージー:私達、『王様と知り合い』を持っていますしね。
GM:冒険者ロードウォーカーよ。活躍は聞いておるぞ。なんでも、我が国の裏で暗躍するブラグザバスの一味が、大地の恵みを汚そうとしているそうじゃな。
ミコト:まだ未確認情報ではありますが、おそらく間違いないと思います。
イリセア:グレートソード級の私に任せておきたまえ! 権力に弱いから何でもするよ(笑)
GM:我が神聖王国の豊穣を損なわせるわけには参りません。
皆さん、どうかこれからも力を貸してくださいね。
ミード:おおお、おいらだってがんばるんだぜ(女性に弱い)
GM:そんな感じでですね、屋外で主演などが宿演が始まっていくんですけれども。
突然辺りが暗くなります。皆さんは空を見上げます。はい。見上げるんです。
すると、巨大なピラミッドを逆さにしたような形の建造物が空に浮いているではありませんか。
そしておもむろにそのピラミッドの側面に描かれた巨大な1つ目から怪光線が放たれ・・・
イリセア:酔っ払ってシナリオを作ったろう(笑)
タマーナ:ジャイアントロボっぽいなぁ
GM:ええい、うるさい(笑) その怪光線が王女と、衣服を整えていた侍女を空中に浮かせていきます。なにか行動する?
イリセア・ロージー:手を伸ばします!
ロージー:ああ間に合わなかった!
イリセア:く、くそう!
GM:負けムーブありがとう(笑)その手は空を切り。王女は連れ払われてしまう。
そして、王様がうろたえており、宰相のガーランドが声を張ります。
GM:パルウィートの姫は豊穣の巫女である。必ずや連れ戻さないと今年の収穫は危うい。なんとしても王女を連れ戻すのだ!
ということで今回のシナリオの目的は王女を連れ戻すことです。
プレイヤーたちは空を飛ぶ騎獣を使っていこうか、近くに天才発明家がいて、空を飛ぶ機会を作っていないか、翼を持つ異種族たちを感動させ、運んでもらうのはどうかなど、様々な憶測(他のゲームのメタ)を交わしながら、情報収集をすることにした。
シーン2 転送!ピラミッドの迷宮へ
GM:それでは、色々調べた結果、看板娘のパティさんより、郊外に住んでいる転送術の研究者で魔法使いのおじいさん『マロール』の情報を手に入れます。
ミコト:では、行ってみましょうか。
GM:なんじゃなんじゃ。こんな辺ぴな場所に人間が来るとはな。わしは忙しいんだ。用があるなら手短にな。
ロージー:実はカクカクシカジカで。
GM:これは面白い、テストをしたことはないが、わしの発明品『時空大砲貫通くん』を貸してやろう。
タマーナ:不安しかない(笑)
GM:「皆さんはバラバラの部屋にスポーンします。合流を目指して探索を開始してください。」
ここでGMより時間経過によるペナルティと、各PCの手番で、見える範囲のみを描写することを伝えられる。
シーン3:孤独な探索、そして合流
GM:各自、モンスターや罠に遭遇しながら移動していきます。
タマーナ:「……敵、排除。先に進む。」
罠部屋、透明な壁、魔法陣、そして現れるミノタウロス。ギミックと罠の迷宮に翻弄されるPCたち。
侍女のヒルダさんと最奥へとつながる転送装置を見つけ、ある程度地図が埋まったところで
イリセア:皆の描写メモってたんだけど、こことここ繋がらない?
GM:イリセア全員分の地図作ってるの!?攻略ガチ勢め(笑)
イリセア:探索にも扉開けるのにも時間かかるからね。タマーナ、手分けして探索しようか?
タマーナ:探索できるの我々二人ですしね。
ロージー:時間経過でペナルティありますし、私、途中で見つけた女神像を一人で見に行ってみますね。
シーン4 水槽の主、シーサーペント
GM:ロージーの単独行動なのですが、危険感知判定をお願いします。
イリセア:唯一危険感知判定できないロージーが(笑)
ロージー:・・・失敗です。
GM:では、道中ミコト、タマーナが発見していた、シーサーペントの泳ぐ水槽の中にロージーは落とされてしまいます。
一同:!?
水中の中、呪文も使えない金属鎧を着たロージーの悪夢のようなソロ戦闘が始まる。
ミコト:なんとか気がつくことはできませんか?
GM:じゃあ、特殊処理だけど2d振って11以上なら気がついてもいいよ。
一同:・・・失敗です
GM:戦闘処理を続けていくね。
ルールブックを読みながらなんとかできないか探す一同。
イリセア:気がつくことができれば、私の水の加護が使えるんだけどなぁ・・・
3ラウンド後、イリセアが気がつくもロージーのHPは0。生死判定は成功。
GM:では、イリセアは気がついて、自ら女神像のトラップの落とし穴に飛び込んだということで、前衛スタートで戦闘始めてね。
イリセア:え゛
GM:ロージーを捕縛していたシーサーペントは、新たな獲物の登場にロージーを手放し、戦闘を開始する。
イリセア:ロージーが起きてれば水の加護でなんとかなったけど・・・だめだ。HP0。ジェスフェーヌはどうしてる?
GM:ライダーを失った騎獣は戦えないかな。水から顔を出して泳ぎながら馬体重を落としてるよ(笑)
ミコト・タマーナが気がついた時には、イリセアのHPは0。生死判定は成功。タマーナが水中に参戦。前衛スタートで戦闘が再度始まる。
GM:では、シーサーペントはイリセアを放り投げてタマーナに向かおうか。
イリセア:私の手を握れば、水の加護が受けられるはず!
ミコト:気絶状態でもいけるのかな?
GM:今回はありってことにしましょうか。
タマーナ:では、片方の手でイリセアを捕まえつつ、戦闘します。
水中ペナルティのなくなったタマーナにとって、シーサーペントは敵ではなかった。
イリセア:今回はタマーナ回だなぁ(笑)
シーン5 ピラミッド崩壊
最奥へと続く転送陣に入った『ロードウォーカー』。そこに、髪の毛がヘビの蛮族『ケパラウラウラ』が待ち構えている。
GM:お前たちご苦労じゃったな。うららららららら。もう。王女は転移装置を使って別の場所に送っておいた。どこに送られたか決めるのはお前の中の人じゃ(笑)あとは貴様らを始末するだけだ。
『ケパラウラウラ』は『ピュートーン』を召喚するも、見せ場もなくやられてしまう。
GM:ぎゃー!ブラグザバス様ぁ!と言いつつ、ケパラウラウラが絶命すると同時に、ゴゴゴゴゴ。と音を立ててピラミッドが崩壊しだします。
ロージー:このままピラミッドが落下したら、下に王都があるんですよね?どうします!?
タマーナ:コントロールルーム的なのはないの?
GM:ケパラウラウラが念力で浮かせていたので、ないです。
ミコト:逃げれますか?
GM:部屋の中に転送装置があるので、逃げることは可能です。
イリセア:とりあえず逃げよう!
GM:はい。そうすると、
「お前たちよくやった。あとは我々に任せろ。」
と、団長の声が聞こえてきます。すると、ライダーギルドの精鋭たちがペガサスに乗り、その後ろに太陽騎士団が乗り。
「みんな押せぇ!」とピラミッドを押して王都の上空から移動させ、外れの沼地まで移動させます。200年後とか。苔むしていい感じの、古代遺跡のようになっていくのではないでしょうか。
タマーナ:なんだこれ(笑)
イリセア:やっぱり、酔っ払ってシナリオ作ったんでしょ?(笑)
GM:いいえ、シラフで作りましたー!(笑)
ロージー:王都が無事でよかった。王女様は救われてないよね。
GM:はい。一旦この逆ピラミッドの危機は去りましたが、王女はどこかに連れ去られてしまいました。
『ロードウォーカー』は王女を救い出し、闇の勢力を退け、豊穣の大地を救うことができるのであろうか。
以上でセッションは終了です。お疲れ様でした!
一同:お疲れ様でしたー。