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街道整備

ソード・ワールド2.5 リプレイ


「街道整備」


■登場人物


ロージー(PL:Aさん)メタロスの神官。街道が大好きな22歳の女性。


ミコト(PL:Bさん)うさぎの魔法使い。人間でいう12歳の少女。芯が強く丁寧語。


ミード(PL:Cさん)ドワーフの戦士。お酒大好きな陽気な18歳の男性。


タマーナ(PL:Dさん)ルーンフォークのグラップラー。無表情で口数が少ない女性。


イリセア(PL:Eさん)エルフの弓使い。キザで格好つけたがる35歳の男性。一人称「私」。


■プリプレイ


GM:シナリオに入る前に、前回手に入れた魔剣はもう返しちゃったんだっけ?


イリセア:特に決まってなかったですね。


GM:では、レジーナさんを窓口に国の方で預かってもらって、名誉点を剣の欠片10個分もらうということで。


一同:賛成!


■導入


GM:前回の冒険を経て、一行は首都パルウィートへ帰還していた。


GM:「ロージーは、ラスの最後の言葉を思い返していた。静かなる碧路、裂陽街道、天霧街道、翠蛇街道――どれも聞き覚えのない名。しかし、死に際の妄言とは思えない。ラスは、何を伝えたかったのか?」


ロージー:この私がチェックしていない街道が!!


イリセア:街道マニア同士の会話とかじゃなかったんだね(笑)



GM:しかし、死に際に暴言を吐いたとも思えない。ラスは一体何を伝えたかったのだろうか。そんな時ロージーはメタロスの高司祭、アントンの教えを思い返す。


ロージー(独白):「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ……踏み出せば、その一足が道となる……」


GM:そんな折、一行に一つの依頼が舞い込む。依頼の名は――『街道整備』


■シナリオ:街道整備



アントン:「元気ですか!悩んでいるようですね、ロージー。メタロスの神官たる者、道に迷ってはいけません。街道を歩けば、自然と答えは見えてくるものです。」


アントン:「あなた方に依頼したいのは、パルウィートとメンジェシーを結ぶ街道。古くから栄えている街道の1つですが、その整備工事への同行と護衛です。4日間の工程、報酬は1人1500ガメル。」


ロージー:「もちろんお受けしますとも!」


アントン:「街道を歩く中で、きっとあなたの心の中にくすぶっているん迷いや疑問が解決すると思います。迷わず行けよ。行けばわかるさ!」


タマーナ:「言いたいだけじゃないですか。アントンさん(笑)」


GM:こうして一行は、工事業者たちと共に街道整備に向けて出発した――


■街道整備:1日目~3日目


GM:順調に進む工事現場。重機や魔導機の支援もあり、作業は円滑に進行していた。


ミード:「おっしゃー! 石どかしは任せとけー!」


得意分野で工事の手伝いをしている中、赤いつなぎと緑のつなぎの工事業者、マリオスとルイジスの兄弟が乗っていたバレンドルンが暴走をする事件もあるが、速攻取り押さえる冒険者たち


GM:みんな強くなったね。ちょっとまっててね。このあとのシナリオ少し調整するから。


■街道整備:4日目 崩落事故と地下街道


GM:「4日目、もうメンジェシーは眼の前というところで、突如として地面が崩れ落ちる!危険感知判定を」


イリセア:「成功!」


GM:「では、イリセア以外落下ダメージを受けつつ、地下へ転落する!」


ロージー:「な、なにこれ……? 地下に……街道……?」


マリオス:作業用バレンドルンが下に落ちちまった。上がれるところを探すしかねぇな。


GM:「知力判定か、プリースト(メタロス)の知力判定を行ってください」


・・・


GM:「では、ロージーは気づく。ここは『静かなる碧路』――メタロスの経典に語られる、伝説の地下街道だった!」





■探索:静かなる碧路


GM:街道は北と南に伸びている。だが、南は崩落が激しく、北へ進むことに。


探索:資材置き場


GM:道中、Y字分岐点にて『資材置き場』への案内板を発見。


タマーナ:「物資、確認。」


GM:中には古代文明の資材が並び、保存状態も良好。不思議な紋様が刻まれている。


ロージー(判定成功):「これは……メタロスの守護印! 道具に劣化防止の魔法がかかっているのね!」


マリオス:「これなら……故障した重機も直せるぞ!」


GM:タマーナが魔動機術で修理判定成功。マリオスの重機が復旧します。


マリオス:「ありがとよ、これでまた進めるぜ!」



■遭遇戦:ゾンビたちの襲撃


GM:「北の本堂を目指す道中、エルフの水瓶像の前で一行は休息を取る。その時、不意にアンデッドの気配!」


イリセア:「エルフが水瓶とはセンスが良い!・・・危険感知成功!構えろ!」


(戦闘:ボルグラウド・コマンダー×1、ミノタウロス・ゾンビ×2)


ロージー:「《エクソシズム》」


GM:「光が爆ぜ、ゾンビたちは塵と化す!」


ミード:「オラァ! まだ立ってるやつは俺が叩き潰すぜ!」


タマーナ:「……カウンター、決まった。」


GM:「激戦の末、ゾンビたちを退けることに成功!」


■メンジェシー地下パーキングエリア


GM:「地下街道は静かに続いている。この先にパーキングエリアがあるよっていう看板があります」


イリセア:「ご当地名物の何かがあるに違いない!」


ミード:「フランクフルトとか!」


タマーナ:「それ、あったとして食べますか?(笑)」


GM:さらに進むと、50メーターほど先が確かに開けた空間になっているというのがわかります。

街道の横に広いところがあって、本線は続いてる、というイメージのところですね。

で、さらに近づくちょっと手前あたりから、プリーストの技能を持っている人はわかります。

非常に禍々しいオーラが感じられます。


ロージー:「なにこれ、禍々しいオーラが!」


ミード:「本当なんだよ!禍々しいんだよ!信じてくれよ!」


イリセア:「ミードが言うとなんかウケる(笑)」


GM:それでは、その開けたところに行くと、街道の真ん中に、大きさ的にはだかったら高さ3メーターぐらいで持ってきて、直径で言うと5メーターぐらいの祭壇がそびえ立っている。


タマーナ:「神様とかわかりますか?」


GM:蜘蛛と蜘蛛の巣をモチーフにした祭壇ですね。


ロージー:「ブラグザバスだ!」


GM:そして、祭壇の前にはブラグザバスの聖印を体中に施した全身鎧を身に包んだ騎士が鎮座しています。で、その周りには複数のアンデットが控えています。


イリセア:「腐敗と死の神だったっけ?2.0の神様だね」


GM:「これも我が女神ブラグザボス様の試練ということか。おお。かつて全ての道を繋いだ常世に忘れられしこの街道は、不法なき不老と我が女神の加護を※播種するにふさわしき場所。」

播種はしゅとは、農業において植物の種を土の中にまくことを指します。


ミード:「やべえ、共通語なのにわかんねえ(笑)」


GM:「腐敗の種は、初芽の時を待っているのだ。邪魔立ては無用である。立ち去れ。いや、腐敗の種の糧となるがいい。」


イリセア:「腐敗の種というキーワードが出てきた!我々が破壊すべきものの一つだ。やろう!みんな」


■ ブラグザバスの騎士「ボーンナイト」「スペクター」「ダークトロールゾンビ」との決戦



ミード:「よし、なぎ払い行くぜ! まとめてぶった斬ってやる!」

(命中判定成功!)


GM:ミードの斧が広く振るわれ、敵を一掃する! ボーンナイトの馬が崩れ落ち、続けてダークトロールにも深々と傷が入る!


タマーナ:「……良い斬撃。」


イリセア:「さすがだな、ドワーフ戦士よ。派手な戦いぶりだ。」


ミコト:「皆さま、どうかご無事で……!《カウンターマジック》発動です!」(魔法判定成功!)



GM:スペクターの魔法攻撃、ボーンナイトの切り返しなどが直撃し、パーティーが半壊する


ロージー:「……あきらめません! キュアハート、全力回復!」(クリティカル成功!)


ミード:「よっしゃああああ!! まだまだいけるぞぉ!」


タマーナ:「……すごい。」


イリセア:「狙撃!・・・失敗。今回全然活躍できてない!(笑)」



GM:白熱の連携! ミードが前衛をかばい、タマーナが突撃する!・・・うん、耐えきれないね。


ボーンナイト(敵):「腐敗の種は我が我のみにあらず。フローテアに我が女神の過去のあらんことを――!」


GM:敵は最後の言葉を残し、崩れ落ちる。空気が一瞬、重く沈む。


ロージー:「……私たちは、必ず止めなければいけない。」


GM:腐敗の種は。そのボーンナイトの鎧の中の心臓の部分から、黒く濁った雲の紋様が浮かんでいる。


イリセア:「これは、破壊するべきなのかな?」


ロージー:「神殿に持ってかえる?」


GM:ここで破壊するのは危険すぎるというのがわかります


ミード:「持って帰ろう。そして、次のGMに託そう(笑)」


■帰還


GM:皆さんがその場所を片付けたりしてると、やっぱりまた壁に看板が書いてあって。作業用車両出入口と書かれた矢印が。


ミード:「つまり、こっから外に出られそうだと」


GM:そうですね。スロープ状になっており、上に登っていくとレバーがありました。それを引くとメンジェシーの果樹園の見える丘の一角です。


イリセア:「懐かしい!第2話で魔導草刈り機とかと戦った場所だ(笑)」


GM:マリオスさんが合図をし、みんな合流して、ここの街道も整備をしないとと話をしているところで、今回のセッションは終了でございます。お疲れ様でした。


一同:お疲れ様でした!




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