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問:人は何のために産まれたのか

作者: 白夜いくと

 人と神との違いは、時の覇権によって決まる。つまり、文明を先に生きた者が歴史を創っているということだ。今を生きる人々(途上者(とじょうしゃ))は神々の歴史的調整の割を食っているという仮説を立ててみる。


 神とは何か。

 私たち現代人よりも先に、地球や宇宙の真理をコンプリート=攻略した者のことである。この者たちは今後、超越者(ちょうえつしゃ)と呼ぶことにする。彼らは時と空間を操ることが出来る術を持っている。いわゆる未来人的存在だ。


 現代人の位置づけ。

 文明において超越者に負けているので、今後は途上者(とじょうしゃ)と呼ぶ。超越者たちからは、動画サイトを観る感覚で認知されている。


 歴史的調整とは何か。

 超越者による、歴史上消しておきたいことや、ある者、文明を消す作業のことだ。彼らによる圧は、現代の大統領クラスも簡単に消すことが出来る。信じがたい事象の数々が押し通るのを、多くの途上者は、抗うことをせず見守るだけなのだ。


 抗うと、例えば、こんな副作用がある。


 幻聴・幻覚を引き起こす。


 これは統合失調症の症状に見られる。神のご法度に触れた者や、抗った者、近づこうとした者、許容を超えた者が発症する。一方で、天啓とも似ている。途上者が聴いた『神の声(と理解した音波)』を利用し、歴史を翻したこともあるとか。ないとか。


 超越者は、過去を悔いている。

 なぜあの時、〇〇を処分しておかなかったか。ケリを付けて置かなかったか。など、文明の先には何らかの問題があると考える。超越者たちが人間の業(戦いと奪い合い、子孫繁栄の理)から脱したかは判らない。

 しかし、何らかの不都合があるから超越者は未来から現代を帳尻合わせしているのだろうと考えてみた。


 それは、途上国に物資や文明の支援をするのと同じ。内戦に割って入るのと同じ。やっていることは、超越者たちによる慈善事業なのだ。きっとそこには利権団体も居るだろう。


 それが誰なのか。知る術はないが、きっと現代のほぼすべては彼らのために注がれた時間である。という仮説である。




 ◇この思考を創作として機能させるのなら◇

 

 主人公を超越者にする。人類だけではなく宇宙全体の存続危機回避のために、過去を改変しに行く。七つの国の七人がそれぞれ選抜されるが、そのうちの何人かが情に傾き、歴史をさらにぐちゃぐちゃにしてしまう。


 それが、現代史となっている。


 選抜された七人の超越者のうち、裏切り者を処分するべく新たに派遣された暗殺者主人公は、冷徹で色恋沙汰なども無縁な仕事人間だった。そのような彼の心を動かしたのは――――


 のようなおはなし。


 一般的に有り得ない思考も、創作的思考に落とし込めば、SFものによくあるテンプレートになる。ほら、ここでも私は過去の偉人たちが創ってきた想像の域を超えない。


 もし超えようものなら、私の身に何か起こるのであろうか。


 ……などと思った雨の日の夜。

必死に今を生きている人の意志を否定する論ではありません。こういう未来人の存在も、もしかしたら有るかもしれない。などと戯言を述べているのです。それ以上でも以下でもありません。私の暇つぶし方法ですので、あまり気を病まないようにしてくださいね!

(香ばしいネタですので影響を受けすぎないように!)

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― 新着の感想 ―
[良い点] キリスト教的な一神論に根差した構想ですね。 シャーマニズムやアミニズムに根差すと、恐らくはこうならないなーと思いながら読ませて頂きました。 あーでも、中国の封神の思想はわりかし近いのか…
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