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皆に少しの幸せを  作者: まくっち
19/21

新たな出会い

謎のアナウンスが告げる次なるゲームは安全、平和の脱出ゲーム!

アナウンス「これよりゲームをスタートします。今回のゲームは迷路からの脱出です。」

機械的だがどこか肉の入った、生き生きとした人工物の音があたりに響いた。

脱出ゲーム?

剣「待て、俺達はデスゲームをしていたはずだ。それがなぜ脱出ゲームになっている?説明しろ!」

アナウンス「それではルールを説明します。」

剣の疑問は先の見えな森の迷路へと消え、剣は頭に血を上らせた。

剣「無視か、」

闇野「いや、どちらかというと録音に近いんじゃないかな?こっちからは何言っても無駄かと」

アナウンス「まず皆さんにはチームになってもらいます。」

やっぱりなんか機械的だし、なんていうかゲームのNPCみたいだな

アナウンス「皆さんに腕輪をつてさせていただいました。」

神姫「なにこれ?金ピカでダサいんだけど」

神姫の言葉で腕に目を向けると、確かに腕に金色の腕輪がついている。まるで体と一体化したような金属特有の冷たさや異物感を一切感じない、まるで体の一部だったかの様な異様な腕輪だ。それにこの青い点はなんだ?

アナウンス「この腕輪は皆さんのHPです。」

桜木「えいちぴいってあれだろ?ゲームのやつ」

闇野「HP、ヒットポイントのことですね。僕らの命の数値みたいな物です。」

アナウンス「腕輪が点滅したら自分のHPが残り僅か、腕輪についている4つの青い点それは、仲間のHPです。それは青、黄色、赤、黒の順番で変化します。青は万全の状態、赤がぎりぎり、黒がゲームオーバーです。」

闇野「仲間?」

桜木「私達のことだろう?」

闇野「いや、僕らはあくまで口約束をしただけで、ゲーム内の効力は無いはず。」

アナウンス「今回のゲームは、5人のチーム性で行われます。メンバーはランダムです。」

桜木「ランダムなのに私達が選ばれるなんて運が良いな」

闇野「そうですね。」

なんだかな〜主人公補正的な、ご都合展開的な、そんな違和感があるな〜

闇野「まぁ僕はストーリーを進めるにあたってのご都合展開は、嫌いじゃないので良いですが…」

桜木先輩が首を傾げて言った

桜木「ご都合展開?何を言っているんだ?」

闇野「いえ、独り言です。」

アナウンス「チームは3つ存在し、それぞれ別のゴールが用意されています。皆さんは情報を共有しながらゴールを目指してください。誰か一人でもゴールする事が出来ればゲームクリアです。説明は以上です。」

闇野「3チームしか無いって事は、」

剣「前のゲームで生き残ったのは15人というわけか」

闇野「やっぱり前回ピラミッドの上に出ていたのは残り人数だったんですね。」

桜木「最初は100人いたはずなんだが…」

神姫「酷いわね」

100人から15人その犠牲者の数に今まで分かっていたようで分かっていなかった自分たちの現状を理解し 次は自分たちの番かもしれないそんな事を四人が思い少しの沈黙が流れた。

闇野「切り替えましょう。この迷路に入れば良いんですよね。」

桜木「そうだな今回は平和そうだ、さっさと終わらせよう。」

剣「平和か、そんな事があり得るのか?このゲームに」

そんな不安を抱えながら僕達は、迷路の森へ入った。それからしばらくして…

神姫「そしたらサキの彼氏さんが…」

桜木「それはかなりの修羅場だな!」

恋バナをしながら歩いていた。そう案外なんの問題も無く進めているのだ。女子は恋バナ、男子は特に何も話さず順調に進んでいた。ちなみに二人が何を話しているのかというと、浮気をされた友達の話をしていた。なんで女子って恋バナ好きなんだろうね?

そんな事を考えながら迷路を攻略していた時の事だった。

遠くの角から謎の男が違和感の無い違和感を放つ笑顔で近づきこうこう言ってきた。

王聖「おっ第一村人発見かな?」

僕達はこの迷路で初めて自分たち以外のチームに遭遇した。この5人との出会いがこの平和にどんな影響を与えるのか僕達はまだ分からない。

新たなルール、新たな出会い、そしてこの平和なゲームの真相とは?

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