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その4(本編終了)

ここまでお付き合いありがとうございました!

 

 あの約束をお互いが認識し無事夫婦になって丁度、2年の時が過ぎた。



 トン、トン、、トン、、トン、、トン、トン


 まだ朝の六時。もう冬の季節は去って、温かく、そして心地の良い風が頬を撫でていく春がやってきた


 ・・・はずなのだが、外はまだまだ暗くて肌寒く、しまいには、天気予報の気象予報士さんが言うには、また雪が降るかもしれないらしい。


 だが、そんな気温やらに負けずに、むしろ対抗しているかのように、台所からリズムのよい小刻みな音が僕の耳に侵入してきた。


 誰が鳴らしているかなんてのは、言うまでもない。真澄だ。


 

 軽く説明しておくと、二年前僕たちはお互いの気持ちを爆発させた後、すぐに僕の家に荷物を置いた後、市役所に婚姻届をもらいに行った。


 その日の内に、お互いの両親に報告を済ませた。四人とも大喜びで会った。そして手続きを完了させて、市役所に提出した。


 あのときの担当してくれた方の顔が今でも忘れられない、とても驚いて眼が、がん開きであった。そりゃ驚くよね、一日に同じ人が二回来て、しかも渡したはずの婚姻届けまで持ってるんだから。



 と、まぁこんな感じだ。


 「おーい、慎くんーーーーーご飯できたよー。」


 おっと、奥さんからの招集がかかってしまった。僕は忍びを連想させる素早さで階段を降り、リビングに向かった。


 「真澄、今日もこんなに美味しそうな料理ありがとう!」


 最近、僕は事あるごとに感謝をしている。きっかけは真澄と夜の楽しいことを終え腕枕をしている時だ。先に疲れていた彼女が寝てしまって、僕だけが悶々としていて寝れなかったときに僕は愛おしい彼女に目をやった。


 彼女の端正な顔立ちは眠っていても、僕を誘惑しているのかと思うほどに魅力的だった。そんな彼女を眺めていた僕は、改めて彼女に感謝をしたのだ。


彼女の容姿ならそれこそ、パッとしない僕よりも、もっとイケメンな男を捕まえれたはず。僕はこのような内容を彼女に言ったことがあるのだが、笑ってあしらわれてしまった。


 「はぁ?私にとっては慎くんが一番かっこいいし魅力的なの。だから他には興味もないの。」


 僕はこの時から彼女に感謝をいう機会が増えたと思う。



 「おーーい、慎くんー?妄想の世界に行ってるの?」


 心配してくれた彼女が僕の顔をしたから覗き込んできた。バリ可愛い。


 「あ、ごめんよ。ふふっ、いつもありがとう!愛してるよ、真澄」


 「え?どうしたの?急にそんなこと言わないでよね。照れちゃうじゃない。私も愛してるよ、慎」


 「え?今呼び捨てで・・」


 「なんでもいいじゃない!私たち夫婦でしょ?」


 うん!夫婦です。いや、急に君付けなしは、心臓に悪いわ。キュンときすぎて発作起きるか思たわ。


 あー、可愛い。幼いころからアプローチしててよかった。過去の僕ナイス!


 


 


 


 

次はオネショタですかねー

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