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黒金物語 没世界集  作者: 影 魔弓
作品とか
8/19

スライムマスター 〜スライム好きの私は目覚めるとスライムになってました〜

2017年10月頃に書いたやつ。

スライム系の話の一つ。

 ふわぁ……よく寝た。あれ? 声が出ない…?


 私は起き上がると違和感を感じた。声が出ないのもそうだが、手足の感覚もいつもと違っていた。それに、この場所も見覚えがない。


 こういう時は……ステータス!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スライム ♀


種族:スライム レベル1


HP:5/5

MP:9/10


筋力:1

耐久:1

敏捷:1

運 :1

魔力:S


〈職業〉


〈スキル〉

『吸収』レベル1

『分裂』レベル1

『鑑定』


〈称号〉

『意思より早き者』

※世界の意思より早くステータスを開いた者に与えられる称号。ステータス閲覧と鑑定にMPを消費しなくなる。


〈恩恵〉


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 おっ、なんかついてる! だけど、スライムかぁ……。

 私がそう考えていると、頭にピコン! と響いてきた。


《【意思より早き者】の称号を獲得しました。称号獲得により、チュートリアルを回避しました》


 いやいや、チュートリアルは省いちゃダメでしょ!


《これは決定事項です。変更は出来ません。頑張ってくださいね。この称号を得たのですから、例えスライムであろうと、私は見守っていますよ》


《【神に見守られる者】の恩恵を獲得しました》


 はぁ、他人から監視されるのは好きじゃないんだけどなぁ。まあ、流石にずっとじゃ無いだろうし、少しならいいか。


 そういえば、なんでこうなったんだろう? 森に入ったことまでは覚えてるんだけど、その後の記憶がバッサリ無くなってるんだよね。ってかこれ、多分、転生だよね…。はぁ、3回目かぁ。

 1回目はおじいちゃんのうっかり、2回目は病死、3回目は不明、と。理由があるんだったらいいんだけど、何の説明もなく転生するのだけはやりたくなかった。何というか、精神的に……ね。


 まあ、考えても仕方ないし、頑張って生きるとしよう。にしても、スライムねぇ。育てるのは好きだけど、ちょっとねぇ。繁殖力は高いから、安全な場所で育てれば上位のモンスターでも倒せるレベルになるんだけど……ここ、どう見ても安全じゃないし。

 とりあえず、進化条件は片っ端から調べていくか。






 モシャモシャモシャモシャ



 私はそこら辺に生えている草やキノコを食べている。『鑑定』で名前を見ることは出来たが、効果はよく分からなかった。どうやら、種族レベルが足りないらしい。


《特殊スキル【生成】を獲得しました》


 おっ、新しいスキルか!



【生成】

体内にため込んだ物を使って新しい物を作るスキル。モンスター版の錬金術。



ひたすら食べたけど、何か出来るかな?


『生成』

・ポーション

・マナポーション

・元気薬



【ポーション】

HPを10〜回復させる。

薬草×5:成功率10%


【マナポーション】

MPを20〜回復させる。

魔草+聖水:成功率5%


【元気薬】

体力(HPではない)を回復させる。

一時的なものなので大量に服用すると、効果が切れた後が大変。

元気草×3+薬草:成功率30%



これ、どこにたまってるんだろう?



《体内です。スライムは貯蔵上限がありません。設定した物から消化されていきます》


設定?


毒キノコやシビレダケは意図的に避けている。

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