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ストーカーちゃん パート2

なぜこうなった。

考えた通りにストーリーが進まない



僕は、ストーカー被害に遭っていた。いつからだろう。気が付いたのは一年前からだ。

そのせいで寝られない日々もあった。

最初の頃は殺されるんじゃないかと思っていた。

だが、一向に殺しに来る気配がない。

いつも後を付けられて振り向けば誰もいない。

後を付けてくる気配はある。警察に相談したが妄想だと言われて話を聞いてもくれない。

証拠など何もないのだから。

いつからか気にしないよう努力してきた。なにせ向こうから関わってこないのだから。

僕のものが無くなることが多い。

僕はよく無くす子だと思われているし自分でもそう思い込んでいた。

だがしかしようやく犯人が目の前に現れた。



そう考えること1分位


龍人「お前が犯人がーーーー」


本気で睨みながら言った!マジでぶち切れていた!



六花「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」


犯人は泣きながら誤った。


龍人「誤ってすむわけないだろ!許さないからな!な・なんでやったんだ!なんの恨みがあるんだ。」


レイン「龍人よ、少しは落ち着け。六花が泣いているではないか。」


龍人「レインさんは関係ないんだから黙ってろよ!」


レインさんに吹っ飛ばされた。最初の頃は何をされたかわからなかったけど今ならわかる。

翼で扇いだだけだった。今の方が強力だけど。


龍人「何するんだババーー」


言った瞬間やばいと思って逃げた。だが無駄な努力で遭った。

イタイイタイ。顔が痛い。グーでボコボコに殴られた。

僕は被害者なのに。僕からみたらババ―でいいじゃん。

もう嫌だ。帰りたい。


六花「龍人、大丈夫?」


龍人「黙れ!ブス!ストーカー女。」


ストーカー女がまた泣き出した。


レイン「龍人!」


ババ―に殴られる。


六花「ごめんなさい。でも話を聞いて欲しいの。」


龍人「うるさい!僕はもう帰る!二度と付いてくるな。」


僕は家に向かって歩き出した。


ストーカー女が回り込んで正面で手を広げている。


僕は無視してストーカー女の横を通り過ぎた。


と思ったらストーカー女が抱き着いてきた。


六花「まって。まって。ごめんなさい。」


僕は無視して、ストーカー女を突き飛ばした。


ストーカーは転んでいる。


構うもんか!


ストーカー女は形振り構わず突っ込んできて僕に抱きつく。


僕は吹っ飛ばそうとしたが外れない。くそ!くそ!くそ!


六花「お願いします。話を聞いてください。」


龍人「うるさい。放せ――」


六花「好きなの。龍人のことが好き。大好きなの。」


龍人「好きなら何をやってもいいのか?ふざけるなよ。」


六花「・・・・」

(どうしよう!どうすればいいの?)


龍人「放せよ。」


六花「私、毎日毎日死のうと思ってた。私は生きている価値がないから。

   お母さんからもいらない子って言われた。お友達だっていなかった。

   こんな奴だもん。みんなから死ねって言われた。

   色々なこともされた。そんな中龍人が助けれくれた。

   庇ってくれた、救ってくれた。すごく嬉しかった。」


龍人「そんなん覚えてないし。知らないし。それに僕に話しかければいいだろ?」


六花「私にはそんな価値はないから。怖かった。龍人モテモテなんだもん。」


龍人「価値がないってなんだよ・・・価値がないなんていうなよ!はぁー、誰が持てるんだよ。モテねーよ。」


なんなんだよこいつ。


六花  (前も同じこと言ってくれたね。ありがとう。)


六花「うんうん。いつも龍人の傍に人がいる。みんな龍人のマッサージが好きだから。」


龍人「・・・」

そんなことない。


六花「私にはマッサージをしてもらう価値なんてないから。」


なんでそんなこと言うんだよ。


龍人「・・・別にマッサージ位いつでもしてやるよ。」


僕何言ってるんだろう。


六花「声を掛ければお友達になれたのかな?」


龍人「・・・」

ん!どういうことだ?


六花「もう龍人には顔も見せないから。でも私、龍人を守るから。何があっても龍人を守るから。」


龍人「・・・おまえ、卑怯だよ。」

(なんで守るのに一緒に居ないんでよ。)


六花「本当だもん。これから化け物がいっぱいくるよ。だから私が龍人を守るから。」



龍人「・・・それは男のセリフだろ!あと・・・・僕の傍にいろよ!」

恥ずかしい。



六花「いいの?」


龍人「ああ。」

当り前だろ。なんだよ。影から守るって。


六花  (うれしい。うれしい。)


六花は泣いてしまった。


レイン「六花はいいやつだな。余も泣いてしまったのじゃ。何があったか知れないが許してやるのじゃ!龍人。」


龍人「ああ、ごめん」


六花「龍人は悪くないよ。ストーカーしてた私が悪いの。」


龍人「僕一人で馬鹿みたいだ。」


レイン「龍人は馬鹿だ。」


六花「龍人は馬鹿じゃない。みんなのヒーローだよ。」


おいおい。


龍人「はは、これからよろしくな六花!」


六花「・・・うん」

(うれしい♡六花って言ってくれた。)


レイン「あれ、余には何かないのか?」


龍人「レインさんはムカつくから言わない。」


レイン「殴るぞ。」


僕が言い返そうとしたら六花が目の前に飛び込んできた。


六花「龍人を殴っちゃダメ。」


龍人「前にさんざん殴られてるんだけど。六花のせいで!」


六花「ごめんなさい。」


六花がまた泣きそうだ。


龍人「嘘だよ。そんなんで気にするなよ!代わりに帰ったらマッサージしてやるよ。」


六花「本当?」


六花が目を潤ませている


龍人「ああ。大袈裟だろ。そんなこと。」


六花「うんうん。うれしい。ホントにうれしい。」


また六花が泣いてしまった。



レイン「何が代わりなのかな?余もマッサージして欲しいのじゃ。」


龍人「ふん、嫌だよ。レインさんはまた今度ね。」

拒否したら殴られるからね。

マジで痛い。


レイン「六花だけずるいのじゃ。可笑しいのじゃ!さては六花に惚れたな?」


龍人「そんなわけないだろ。まー嫌いじゃないけど。」


六花「ありがとう。龍人。うれしい。」


六花が満遍の笑みだ。顔が赤い。


レイン「龍人は素直じゃないのじゃ。」


まあ、そうかもね。




龍人「これから化け物に遭遇したらどうしよっか?レインさんあの化け物のこと知っているの?」


レイン「まー仲間だからな。」


六花・龍人「「え・・・」」


六花が僕を庇うように僕の前に立った。


レイン「大丈夫じゃよ!余は龍人と六花とは戦わない。この世界の生き物とも戦わんよ。

    食べ物は殺すのじゃ。

    龍人と六花が気に入ったから学校に戻る気はないが元は仲間だからな。

    学校の奴と正面から敵対はしたくないのじゃ。

    それで考えたんだが龍人と六花を鍛えてやるのじゃ。

    守る為だけに鍛えてもよいし、戦ってもよいのじゃ。    

    龍人と六花のしたいことをするがよい。」


龍人「いいの?」


レイン「ああ。いいのじゃ!」



龍人「それじゃあ、レインさんが僕らの師匠だね。これからよろしくお願いします。」


六花「お願いします。」


僕らはレインさんに頭を下げる。


レイン「じゃあ、今日から龍人の家に住むのじゃ。」


え!!なんでだよ。まあ、いいか。


龍人「分かりました。」


六花「・・・・」

(いいなー。羨ましい。)


龍人「あ、姉ちゃんの事、忘れてた。」


レイン「そういえば探していると言っていたな。余が龍人の姉上を探してやるのじゃ。」






レインさんの竜眼で探してもらったけどどこにもいないみたいだ。


龍人「帰ろうか?」


六花「命さんなら絶対無事だよ。龍人落ち込まないで。私も龍人のお家行っていい?龍人が心配だから。

   外で待っているから。」


龍人「外で待ってるってなんだよ。おいでよ。話せば気が紛れるし。迷惑じゃなければだけど。」


六花「迷惑なわけないよ。命さんが無事だって証明してみせるから。」


龍人「はは、ありがとう」



三人で僕の家に帰った。









次は狭間軍団の話です。

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