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愛と悲しみのスキル ゴッドハンド  作者: ドラゴン
四章  戦闘開始
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里香の思い

里香視点です。






レイン「龍人おおおおーーーーー!!!」



え?


何が起きたの?


龍人がいきなり消えて六花が凄い勢いで後ろに吹っ飛んだ。


私の隣に居た六花が私の彼方後方にいる。


六花の腕の中に龍人がいる。


六花「龍人・・・うう」


六花は本当に大事なもののように抱きかかえている。


それを見て私は何が起きたのかが分かった。


ゾラという化け物から攻撃を受けた龍人が吹っ飛ばされてそれを六花が受け止めたのだろう。


レインさんは敵などお構いなしになりふり構わず直ぐに龍人の元まで来た。


本当に龍人の事が好きだってことが分かる。


私も意識しないまま龍人の傍まで来ていた。


レインさんと戦っていたスクブス、セラ、ドンはボーっと吹っ飛ばされた龍人を見ている。


レインさんは六花と龍人を抱きしめている。


六花「龍人」



龍人の傍まで来て初めて分かったけど、龍人の状態は酷い惨状だった。


もう死んでいるんじゃないかと思った。


体全体が紫色に変色している。


龍人は辛うじて生きてはいるが気がかなり減っていていつ死んでもおかしくない状況だ。


六花もレインさんも震えて泣いているだけだ。


二人では龍人を治せないのだろう。


早く治さないと龍人が死んじゃう。


龍人は何があっても絶対に死なせない!



ゾラ「まさか、もう終わりか?こんなもんじゃないだろう。お前の力は。立って 」


ゾラが話を全部言う前にレインさんが話を遮った。


レイン「お前の相手は余がしてやるのじゃ。お前はぶち壊す!」


レインさんは凄い睨みでゾラを威圧するがゾラはどうでもよさそうな顔つきだ。


でもそんなことより龍人がこのままでは死んでしまう。


死んでしまったら何もかもが意味がない。


私が生きる意味がない。


でも悔しいけど私には龍人を治すことは出来ない。


六花は龍人が吹っ飛ばされるのを受け止めたのに私は反応することすら出来なかった。


龍人がゾラを攻撃するとき六花と龍人は連携して攻撃していた。


すごくショックだった。


六花と龍人の息の合った連携に嫉妬した。


何も出来ない自分がムカついた。


足が使えないことや目が見えないことで出来なかったことは多かったけど、こんなに自分がムカついたことはなかった。


今まで生きていた中で一番悔しい。


私はレインさんの隣まで歩いて話しかけた。


里香「私がゾラの隙を作る。」


レイン「出来るのか?」


レインさんは私を見ずに小さい声で問いかけて来た。


里香「絶対にやります。だからあいつを殺してください!」


レイン「ああ、絶対に殺してやるのじゃ!」


私はこの中で一番弱い。


普通に考えたらスキを作るなんてとてもじゃないが出来ないだろう。


あの龍人ですら一瞬でやられたのだから。


でも私は龍人の役に立ちたい。


龍人を助けたい。


その思いだけは誰にも負けたくない。


だけど戦ったら絶対に勝てない。


私が出来る事と言ったら敵を挑発する位だ。


実際に龍人は言葉を使ってスクブスを惑わした。


絶対に出来ないなんてことはないはずだ。


今まで敵が喋った中にヒントがあるはずだ。


何としても探し出さなければならない。





◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




私はゾラが喋った昔の事を思い出す。




セラ「あなただってママ神様の命令で来たわけでしょ!!」


ゾラの憎悪の気がさらに強くなる。


ゾラ「俺はレインと戦うためにお前らについてきただけだ!!」


ゾラがセラを睨んで言った。


セラが驚いている。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




私はこの不自然な会話の中にヒントが隠されていると思ったのでレインさんにあんな提案をした。


だがまだハッキリとした答えは出ていない。


だが一番大事な事は龍人を治さなくてはいけない。


私やレインさんや六花では龍人は治せない。


龍人が自分で治すしか手がないのだ。


だけどレインさんと六花が龍人に話しかけ体をゆすっても龍人は気絶したままだ。


でも天凱王級の敵なら治せるはずだ。


ドンとスクブスとゾラは分からない。


でもセラなら治せるはずだ。


セラは龍人がかなりのダメージを負わしたはずなのに元気に戻ってきたのだから。


私は肺に思いっ切り息を吸い込みセラに大声で怒鳴る。


里香「セラああああ!!

   あなた龍人の事好きなんでしょ?

   このままじゃ龍人が死んじゃうんだよ。

   あなた、龍人のこと助けられるんだから龍人を助けてよ!!」


普通なら敵なのだから助けるなんてこと絶対にしないはず。


でもスクブスとセラは違う。


二人とも龍人の事好きなのだから。


私には分かる。いいえ、誰もが分かると思う。


セラは私の言葉にびっくりしたみたいだが黙って考えている。


だけどセラは大丈夫だろう。絶対に龍人を助ける。


セラの目がそう言っている。


龍人は凄いね。敵からも好かれるのだから。


やっと覚悟が決まった。


死ぬ覚悟が。


うんうん、本当は覚悟は決まってたけど踏ん切りがつかなかった。


やっと幸せになった。龍人に会えて幸せになった。


生きたい。もっと生きたい。もっと龍人とイチャイチャしたかった。


六花とのエッチ凄かった。

それを見て凄く龍人とエッチしたくなった。

龍人とエッチしたかったな。


でもそんなこと言ってられない。龍人は私が守る。


龍人はこんな私を守るって言ってくれた。だから私が守りたい。


大切にしたいと思った命だけど龍人のためなら死んでもいい。


例え私の死が無駄死にでもいい。龍人の命が1%でも助かる可能性が上がるのなら。


今なら分かる。


龍人は救世主だ。


だけど地球なんかどうでもいい。でも龍人は幸せになって欲しい。


泣くもんか。






覚悟を決めてすっきりしたおかげか考えがまとまった。


ゾラはママの事を良くは思っていないはずだ。


それどころか憎んですらいると思う。


後はそのことを煽るだけだ。


私は龍人達が危険にならないよう龍人達から走って離れる。


もちろんゾラは私の事なんか見てもいない。


ずっと龍人を見つめている。


凄い気持ち悪い。


レインさんすら見てもいない。


私はゾラに向かって怒鳴る。


里香「ゾラはママのペットなんでしょ。

   うんうん。やっぱり違った。

   ゾラはママの金魚の糞だ。

   お前なんかママがいなきゃ何も出来ない出来損ないよ。

   早く帰ってママママのお乳でも飲んでなさいよ。

   なっさけない!天凱王級なんてみんなカスね!

   なにが天凱王級の頭よ。生意気いっちゃって。

   この落ちこぼれ!

   ゾラでは一生ママに勝てない。ママは龍人が絶対に倒す。

   お前なんかこの世にいる価値ないんだよ!!!

   早く死んじゃえーー!」


ゾラ「・・・」


私がゾラをののしってやったがゾラは私を攻撃してこない。


なんで!!これじゃあだめなの!


私の言葉じゃゾラに届かないの?


だけど、最初ゾラは私のことなど眼中にも入っていなかったが今は睨んできている。


私は、睨まれただけで息が出来ない。


足の震えも止まらない。


泣き言なんて言ってられない。龍人の命が掛かって居るのだから。


それにゾラは私のことを睨んできている。


もう少しだ。頑張る。


龍人。最後に私に力をかして。




里香「私が怖いから攻撃できないんでしょ!!くず!!ママにだけじゃなく私にも勝てないの?この腰抜けがーーー!!」


ゾラは睨んでいるが攻撃してこない。


どうして攻撃してくれないの!!


もう駄目なの!こんな所で諦めるの?うんうん。諦めない!!


龍人を助けたい!!


里香「ここで私を攻撃出来ない位なら貴方はたいしたことがない。一生強くなれない。」


ゾラ「ほう!良いだろう。そんなに死にたいのなら殺してやる。と言いたい所だがお前を殺さない事の方がもっと楽しめそうだな。手足をもぎ取ってやる。くくく。」


だめだった。ごめんね。龍人。


んん!


そんな時あり得ない言葉が聞こえた。


龍人の言葉だ。


涙が溢れてくる。嬉しくなる。


里香「これじゃあダメだったんだね。ありがとう龍人。」


最後に龍人が力を貸してくれだ!ありがとう龍人。


絶対に龍人は私が助けるからね。


里香「お前は誰も幸せに出来ない。ライラを不幸にした。ライラはお前の事を恨んでいるよ。ライラが死んだのはお前のせいだ。あんなカス早く死んでよかった。」


ゾラ「何だと?ああーー!貴様あああーー!貴様に何が分かるんだーーー!!」


バカでかい声だ。鼓膜が破れたかもしれない!


それに今までとは比べ物にならない位おっかない。


目から何かが流れてる。


それに少しちびった。


でもいいや。もう死ぬんだし。


あんたは私の言葉にはまった。私の勝ちだ。


私は胸を張って笑って死んでやる。

 


これが走馬灯なんだろう。


時の流れがゆっくり感じる。



ゾラが早すぎて何やってるか分からないはずなのにゾラが手から放つビームが見えた。





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