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愛と悲しみのスキル ゴッドハンド  作者: ドラゴン
三章  戦闘準備2
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加藤里香2



まだ人口の津波はおさまらない。


まいったな。早くしないと六花との時間が無くなっちゃう。


良し。潜って採って来よう。


六花に危ないと言われるが行くことにする。


僕は今ずぶ濡れだけど服が邪魔なので脱ぐことにする。


六花と里香に脱ぐからあっち向いててと言う。


里香「キャーー」


里香はキャーといい手で顔を隠している。だがその手の隙間からがっちりと僕を見ている。


六花も同じだ。違うとこは悲鳴を上げていないところだけだ。


まあ、大事なとこは見せないけどね。


僕の周りには積極的で少しエッチな子が多いと思う。


僕は波が荒狂う中魚を採って来た。


何やってるんだろう僕。


採ってきた後、気付いたが僕の守護霊に採ってきて貰えばいいんじゃね。


僕の守護霊は嫌だと言っている。


採っていた魚は


タイ4匹


カンパチ3匹


アオリイカ1匹


タコ1匹


イサキ1匹


採りすぎてしまった。


結構簡単だった。むしろ波の方が大変だった。


スキル5のいい実験になったしね。


採ったら六花に向かって投げる。籠がないからね。


火がないのでどうしようかという話になったが僕の守護霊が使えるという。


龍人「じゃあ出して!!」


と僕が言うが


龍人の守護霊「嫌だ。」


嫌だじゃねーよ。


じゃあ何で使えるとか言って来たんだよ。


龍人の守護霊「有難味が感じない。」


とふざけたことをぬかしやがる。


龍人「お願いします。」


と僕はお願いしたらすんなり馬鹿火力の炎を出しやがった。


熱い。熱ちーー。


こいつ、使えねーー。


守護霊に殴られた。結構強いなこいつ。


今度は小さい火を出して貰った。


僕の守護霊は女だ。僕の周り女性が多いな。


名前が不便なのでレイとなずけた。


最初はそんな安易なとか言っていたが嬉しそうだ。良かった。


と思ったがレインさんと名前がかぶりそうだ。


んー何にしよう。


いいや。シューで。


守護霊にボコボコに殴られた。


それでもシューは喜んでいた。


レインさんに似ているな。


やっぱりレイにしようか?


僕の守護霊が睨んでくる。


しょうがないので守護霊に決めされたが僕に決めて欲しいらしい。


だったら殴るなよ!


んーどうしよう。


龍人「やっぱりシューだな。」


六花も里香も不思議そうだ。


結局シューは喜んだ。






スキルを使って魚を揉んでいき木の枝で燃やした火で焼いていく。


もちろん櫛がないので手の指を魚の口に突っ込み、火で焼いていく。塩もない。


これで全部焼けるけど五匹だけ焼いた。


かなり量が多いからだ。


里香「凄い、いい香り。美味しそう。」


里香はこの状況をスルーだ。初めての光景なのでこれが当たり前だと思っているのだろう。


六花「龍人の料理凄い凄い美味しいんだよ。」


六花もスルーだ。


里香「本当?凄い楽しみ。」


六花「私も食べたい。」


まだ食うのかよ。六花。太ってしまうぞ。


まあ、太ってしまっても嫌いにならないけど。


里香「龍人と六花ちゃんは何所に住んでいるの?」


里香が突然聞いてくる。


僕だけ呼び捨てかよ。


六花「六花でいい。」


里香「分かったわ。六花。」


六花「うん。それから勝手に龍人の家に忍び込んじゃだめだよ!!」


嫌々、六花じゃないんだから。


里香は動揺している。おいおい。


僕は大体何処に住んでいるか説明するが里香は知らないらしい。


まあ、目が見えなかったんだもんな。


一様、勝手に家に忍び込まないでねとも言っておく。


里香はもちろんと言っている。どっちのもちろんですか?


少し怖くなったが、しばらくたわいない話をしていくうちに魚が焼けた。


龍人「焼けたぞ。里香食ってみろよ。」


里香「うん。頂きます。」


里香は熱ちちと言いながらもぐもぐ食べていく。


どうだろう?


里香「美味しい。」


里香が美味しいと言いながら泣いている。


里香は味を噛みしめながら食べている。


有難う。有難う。とずっと言って来る。


僕と六花はその光景を里香が食べ終わるまで眺めていた。





里香はお腹いっぱいになりながらも全部平らげた。


さっきまでガリガリだったとは思えない食いっぷりだ。


流石に食べ過ぎたらしくゲップもしている。


まあ、女の子なので可愛く手で隠してゲプっとだが。


僕らに見られて凄い恥ずかしそうだ。


里香「あまり見ないで。凄く恥ずかしいわ。」


しょうがないだろ。


龍人「人間なんだからゲップぐらい出るだろう。」


六花「そういう事じゃないと思う。」


里香「うん。」


残りの魚は凄い美味しいから持って帰るらしい。


どうやって持って帰るか聞いたら、ビニール袋を車椅子に持っているとの事だ。


新鮮のままがいいだろうと思い入れて上げようとしたら焼いて欲しいと言うので残りの魚を焼いてあげてビニール袋に入れて上げた。


着火マンも持っているだとか。


だったら先に言え!




少し火傷しちまっただろうが!!シューの所為で。もう治ったけど。

シューに睨まれる。睨まれる覚えがないのだけど。


里香は僕に着火マン有るって言ったけど僕がぶつぶつ言ってたから遠慮したみたいだ。


これは全てシューの所為だな。







龍人「じゃあ、僕らそろそろ行くね。元気でな!」


もう里香とは会うこともないだろう。


そんなことを思いながら僕は言った。


里香「待って!!まだお別れしたくないわ!!それにまだお礼もしてない。」


里香は大きな声で言った。


揉んだおかげで肺活量も上がったんだろう。里香もびっくりしている。


因みに僕は露骨に嫌な顔をした。言葉にもだす。


龍人「僕ら今、デート中なんだよね。邪魔しないでくれるかな!」


里香「そ、そうなの!!!そ、それはごめんなさい。

   六花と龍人が付き合っているっていうのは見ていて分かったけどデート中だったのは知らなかったわ。」


六花「龍人、私の事は気にしなくていいよ。」


え六花!!!


僕が気にするんだけど。


ショー「私も気にするな。」


お前のことなど気にしない。むしろお前も邪魔だ。


シュー「なんだと!!龍人!!私が居ないと酷い目に遭うぞ!!」


それは困る。


でも六花と二人キリなのにシューに見られているのは嫌なもんだ。


里香「ごめんなさい。デート中なのに!!でもこのまま龍人と離れたくないの。龍人の事が好き。六花には悪いけど龍人と結婚したい。」


うわ!!まじですか!


まさか告白されるとは思わなかった。


どうしよう。


まあ、断るけどね。





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