初めての戦い
戦闘がグロイので苦手な方はみないでください
なるべく省いたつもりですが
レイン「正直、ここまで回復するとは思わなかった。ありがとう龍人。」
どうやら全回復して毒もとれたらしい。
レインさんの治療が終わったのでマンホールからレインさんと一緒にでた。
マンホールの中でも地震みたいに揺れていたが、外に出てからは地震だけでなく爆発の音まで聞こえるようになった。
凄い音だ。
予想外のことで忘れていたが姉さんがどこにいるかわからないし、心配でたまらない。
龍人「僕はこれから姉さんを探すからもう行くね。」
レイン「そうか。余も一緒に探してやるのじゃ!マッサージの恩とは別に手伝ってやるのじゃ!」
龍人「大丈夫。気にしなくてもいいよ。でも、凄い乱れっぷりだったね。」
レイン「そのことは言わないでくれなのじゃ。酷いではないか!」
(龍人のせいなのじゃ。余は淫らだはない。だがマッサージというものがあんなに気持ちいいものだったとは。
またして欲しいのじゃ。)
龍人「わかったよ。」
レイン「龍人に命を救われたんだ。龍の神に誓ってこの恩は絶対に返すのじゃ。・・・またマッサージをお願いしたいのじゃが!」
龍人「え、今から?もう時間ないよ!」
レイン「違うのじゃ!・・次に会った時でよいので、お願いしますぅー。のじゃ」
(恥ずかしいのじゃ。照れてしまうのじゃ。余は淫らでわない。)
なぜかレインさんは顔が赤くなり照れていた。
それからレインさんと別れて、お姉さんを探すために色々な場所に行ったけど見つからなかった。
半ば諦めて家に戻ろうとしているときレインさんとは違う色の紫色の翼の化け物と出会った。
容姿は翼以外は人間そのものだ。
銀髪のツリ目のイケメンだ。羨ましい。
だが、翼はレインさんみたいではなく悪魔の翼みたいで気持ち悪い。
出会ったと言っても向こうは気づいていない。
他の人が三人倒れていた。化け物は手足の欠損したばかりであろう女性を抱きかかえて話をしているみたいだ。
尋常ではない。女性の顔は見れないほど酷い状態だ。なんでこんなことができるんだ!
化け物が気が付いたみたいで視線を向けてきた。
化け物と眼があった!
ぞっとした。
僕は怖くなって来た道に向けて、全力で走り出した!
だがイケメンは直ぐに追いつき回り込んで正面にたった。
やばい!
首を掴まれて持ち上げられた。
ゲイ「おいガキ、見逃して欲しいか?」
僕は頷いた。
ゲイ「ならぁー」
イケメンが何か言おうとしていたが、その前に何かが飛んできてイケメンの目に突き刺さった。
何が起きたんだ。
よく見たら矢だった。
無数に矢が飛んで来る。
化け物に四本くらい刺さっているが化け物は目は潰れているがそれ程のダメージではなさそうだ。
ゲイ「ギィーーー」
イケメンの顔が歪んで叫びだした。化け物だよ。
なんかジューって音がするよ
化け物が痛み出したので僕の掴まれた首は外された。
僕は咽た。
また矢が飛んできた。でもそれは化け物に刺さる前に掴まれる。
ゲイ「ぶっ殺してやる。なぶり殺しだ。」
化け物が怒り狂っている。
化け物は矢が来た方向に飛んで行った。少女が建物から隠れながら化け物に矢を放つが払いのけた。
もう化け物に矢は通用したいよ。
ゲイ「畜生どこに行きやがった。」
化け物は少女を見失ったみたいだ。
通用しないと思ったがそうではないみたいだ。
少女は矢を目くらましに使い上手く建物から別の建物に隠れたみたいだ。
上手い!
僕もこっそり逃げようとした
が捕まってしまった。
化け物は矢を抜きながらニターと歪んだ笑いをした。
ゲイ「出てこないとこいつを殺すぞ。」
馬鹿か。そんなんで出てくるわけないだろ。
でも助けて欲しい。
レインさん助けて!!
うわ!出て来たよ。
でも見たことがない少女だった。
見た目は僕と同い年くらいで左目に眼帯をしている。顔は少し可愛い位で普通の女の子だ。
右目は少し垂れ目。瞳は大きくて輝いている。鼻は小さい。唇はぷっくらしていて気持ちよさそう。
可愛さランクはC位!
姉ちゃんとみどりを見慣れてしまうと流石に普通の女の子って感じだ。
それにさっきレインさんも見てしまったし。
だけど何故か僕はずっと見て居たくなる。
黒髪に黒目でショートカットで身長は150センチ前後。体はスラっしていて細い。
オッパイも控えめだ。
眼帯はコスプレ用とかではなく本当に医療用だ。
誰なんだ。知らないぞ。それなのになんで出ていたんだ。
知り合いでもないのに!
ゲイ「こいつを助けて欲しければ弓矢を捨ててこっちにこい!」
少女は弓矢を捨ててこちらに近づいてきた。
化け物はニターと笑いながら言った。
ゲイ「こいつを助けてやろう。」
そう言って僕の鳩尾を殴りかかった。
龍人「ヴぇーーーーー」
僕は息が出来なくて倒れこんだ。
息が出来ない
嘔吐した
六花「殺す!!」
少女はいきなり光の弓を出して出かい矢を放った。
化け物は避けようとしたが完全には避けられず肩がえぐられ腕が落ちた。
もう一発光の矢が飛んで行ったが化け物は完全に避けた。
少女の両腕が宙に舞った。
化け物が長い爪で少女の両腕を切り裂いた。
ゲイ「お前は簡単には殺さない。一番の苦しみを味合わせてやる。」
化け物は一瞬で少女に近づき両足を蹴り潰した。
見れない程酷い怪我だ。
ゲイ「平気そうな面だな。もっと恐怖で歪んだ顔が見れると思ったのに。そうだ。このガキから殺してやろう。」
化け物は笑いながら僕に近づいてくる。
く、来るな!
六花「ダメーー!」
ゲイ「イヒヒ!」
僕は化け物にボコボコにされる。
なんでこんなに殴られなきゃならないの?
痛いよ!痛いよ!
なんでこいつは笑ってるんだよ!
こいつが憎い!憎い!憎い!!
手がなくて足が使えない少女が転がって僕の元に来て化け物と僕の間に割って入る。
え!!!
少女が僕を庇ってくれる。
なんで?なんで?僕を庇うの?
少女が僕を庇ったので化け物に蹴られた。
蹴る!蹴る!蹴る!
何度も蹴られている。
すごく痛そうだ。
見ている僕の方が痛くなる。
なんなんだ。この感情は…
なんで僕の事を庇ってくれるの。
僕君のこと知らないんだよ。
君はなんでそんなに一生懸命なの?
少女が僕のことをみて辛そうに言った。
六花「守れなくてごめんなさい。」
・・・・
正直、一瞬何を言っているのか分からなかった。
だが、分かったよ。
その言葉は違うよ。
僕の中の何かが壊れた。
守れなくてごめんなさい?
君は僕の事を手が取れて足がつぶれても、守ってくれてるじゃないか。
この先、どうなるか分からない。
僕と女の子は死んでしまうかもしれない。
だけどこの娘だけは守りたい。
龍人「ありがとう。」
僕は女の子に言う。
女の子は驚いている。
今度は僕が守るよ。
僕は立ち上がり泣きながら化け物を殴りかかる
化け物にボコボコに殴られる
口の中が鉄の味がする。
胸が締め付けられる。
苦しい。
それでも殴る
死んでもいい!!
憎い
殺す
目の前が見えにくい。
手の骨が折れて飛び出している
でも殴る
手を止めるもんか。
殺してやる。
許さない!
どうなってもいい。関係ない
ゲイ「そろそろ殺すか」
その瞬間化け物が消えた
戦いになっていませんけどね