迷宮訓練
みんな朝ごはんがあまりに旨かったのでずっとお願いしてくる。
レイン「龍人のご飯食べたいのじゃ。食べないと死んじゃうのじゃ。」
レインさんが駄々を捏ねて抱きついてくる。
ポーチ「ごしゅじんさま。食べたい。」
ポーチもレインさんの真似をして抱きついてくる。
六花「龍人。私も龍人の料理もっと食べたい。」
みどり「私もお願いします。」
六花までが控えめだけどお願いしてくる。
みどりはいつも道理だ。
正直びっくりだ。
まさかこんなことになるとは思わなかった。
レインさんなんか修行は今日は休んでずっと食べたいのじゃとか言ってるし。
嫌だよ。そんなのは。
レインさんそんなに食うとデブになるぞ。
ヤバいレインさんに睨まれた。
何で僕が考えていることが分かるんだろう。
龍人「レインさん、僕の考えていること分かるの?」
レイン「そんなの龍人の顔見れば分かるのじゃ。龍人は直ぐに顔に出るのじゃ。」
おいおい、マジですか!!
結局、断り切れなかったので、デザートを作る事になった。
コンビニで買った来たプリンをスキル4で揉もうと言ったらみんなからダメ出しを食らった。
別にいいと思うけどなー。
修行の時間も勿体ないし。
結局みどりと六花にプリンを作ってもらい僕が揉みながら材料を均等に混ぜスキル4で揉んだ。
レインさんは最初肉肉とうるさかったがプリンを食べた瞬間黙り込んだ。
なんか気分がいいな。
六花「龍人ありがとう。凄く美味しい。私龍人に返せる物がない。」
六花は泣きそうになりながら言ってくる。正直やめて欲しい。
龍人「六花が体を揉ませてくれたらそれだけで十分だよ。」
ヤバい、考えていること口に出してしまった。
レインさんとみどりが睨んでくる。
しょうがないだろ。本当の事なんだから。
僕は今のところ六花をマッサージすることが一番大好きだ。
六花の色々な所が揉めて気持ちいいのも有るけど、一番の理由は六花が一生懸命僕を見つめてくれるところだ。
どんなに六花が気持ちよくなっても僕を目を離さない。
六花と心が通じ合っているみたいで凄く楽しい。
レインさんとみどりには内緒だけど。
六花「うん。」
(幸せ♡)
六花は恥ずかしそうに言った。可愛い。
キスしたくなるが我慢だ。我慢。
みどり「龍人君、ありがとう。
なんか六花の後にお礼言っても心がこもってないように聞こえちゃう。」
そんなことないけどね。
レイン「ありがとうなのじゃ。」
ポーチ「ごじゅじん様有難う。」
龍人「どういたしまして。六花とみどり、有難う。」
二人ともわたしは別にとか言っている。
実際作っているのは六花とみどりで僕はただ揉んでいるだけなので心が痛い。
龍人「今日の予定何んだけど。修行したら六花の親に会いに行こうと思う。」
僕はみんなにそう話した。
六花「私帰りたくない。ずっと龍人と居たい。」
六花は先走っている。
レイン「龍人は何しに六花の親のところに行くのじゃ。」
龍人「今世の中は凄い事になっているから一様連絡しないと。
あと六花は未成年だから許可をもらわないと駄目だからね。」
一様、初日の日に電話で連絡して許可は貰っている。
六花のことはどうでもいいみたいだ。
六花「龍人、有難う。でも行かなくても大丈夫だよ。」
六花は親に会いたくないみたいだ。
その後は六花とデートをしようと思っている。
六花にはまだ言っていない。
でも付き合っているんだから断られることはないだろう。
龍人「その後は六花とぶらぶらしてこようかな。」
僕は小さい声で言ったけどレインさんもみどりも見逃さなかった。
くそ。なんて地獄耳だよ。
レイン「六花と二人でどこに行くのじゃ?」
いいだろ別に。デートだよ。デート。レインさんは僕の奥さんじゃないだろ。
レインさんに睨まれた。
龍人「映画とかショッピングとか・・・」
みどり「それってデートじゃん!」
みどり。余計なことを言うんじゃない。
レイン「デートって何なのじゃ?」
知らないなら。いいよ。知らなくて。
みどり「彼氏彼女が遊びに行くことだよ。」
みどりはレインさんに説明している。
レインさんに余計なことを教えないで欲しい。
レインさんが見る見るうちに怒りだしている。
まずいぞこれは。
六花「龍人とデート。」
(そんな大それたこと私がしていいのかな?)
レイン「余も」
龍人「もちろん明日はレインさんとデートしようと思っているよ。
レインさんも僕の彼女だから。」
レイン「それならいいのじゃ。今日は六花に譲って上げるのじゃ。」
良し。上手く言ったぞ。
龍人「みどりも付き合ったらデートしようね。」
みどりは一人でぷんすか怒っている。
へ、僕の勝ちだ。
龍人「六花。僕と一緒に行ってくれるよね?」
六花「うん。嬉しい。」
(夢みたい!)
六花は泣き出してしまう。
龍人「今日は絶対に六花を楽しませて見せるから。」
六花「私は龍人と居られれば幸せ。大好き。」
(あ、言っちゃた!どうしよう。)
龍人「僕も六花が大好きだよ。」
みどりもレインさんも私だってとか余だって大好きとか言っている。
しばらくたってからみどりが突然言い出した。
みどり「龍人君、デートは夕方までだよね?夕食も作らないといけないし。」
やばい。そんなこと聞かれるとは思っていなかった。
明日の朝まで六花と居ようと思っている。
どうしよう。
くそ。スキルでご飯なんか手伝わなければよかった。
龍人「今日は初めてのデートだからちょっと遅くなるかも。
最高のデートにしたいからね。
先にご飯食べていていいよ。」
六花「龍人!」
六花は目を潤ませている。
レイン「そんなのダメなのじゃ。龍人のご飯じゃなきゃダメなのじゃ。
何処まで行くつもりなのじゃ?」
龍人「ちょっとお城まで。」
みどりは考えている。
やばい。変な事言わなきゃ良かった。
レイン「どこのお城なのじゃ。余のお城を貸してやるのじゃ。
あ、今は無理だったのじゃ。いやいや、これから別のお城に行くのじゃ。」
なんかレインさんはぶつぶつ言っている。
龍人「ぴかぴか光っているお城。」
レイン「余も行きたいのじゃ。ぴかぴか見たいのじゃ。」
みどり「それってもしかして。」
龍人「たぶん当たっていると思うよ。」
ポーチ「ボーチやだ。ご主人様行っちゃ嫌だ。」
ポーチは僕に抱きついてくる。
一瞬、ビビったぞ。ポーチも僕の事好きなのかと思ったぞ。
なんだよ。飯が食いたいだけかよ。
ポーチは今日は僕の飯が食えないと分かったらしい。
感のいいやつだ。
僕は何気なくポーチの頭を撫でる。
ポーチは気持ちよさそうだ。
みどり「だめだよ。まだ早いって。それに子供は入れないんだよ。」
みどりは怒っている。
龍人「その時は諦めるよ。」
レイン「何のことかわからないのじゃ。誰でもいいから教えるのじゃ。」
六花も何のことか分からないらしい。
六花は純粋だなー。
みどりがレインさんと六花に説明している。
説明しなくていいよ。
見る見るうちにレインさんも六花も顔が変わっていく。
変わり方が両方とも極端だ。
六花は嬉しそうで、レインさんは怒っていく。
レイン「余も龍人と一緒にぴかぴかのお城に行くのじゃ。」
六花「嬉しい。」
龍人「僕も楽しみだよ。六花。レインさんがいいなら明日一緒に行こう。」
レイン「余も楽しみなのじゃ。」
龍人「僕もだよ。」
それは本当だ。六花もレインさんも最高に可愛いと思う。
みどりは一人で怒っている。
ポーチ「ご主人様のご飯はどうなったの?」
龍人「無しになったよ。」
結局ポーチとみどりに反対されて早く帰ることになった。
レインさんは悩んでいる。ご飯は食べたいけど明日僕と一緒に行きたいのだろう。
もちろん今日も明日も遅く帰るだろう。
レインさんさえ説得出来ればこっちのもんだ。
レインさんは僕の居場所を探し出せるからな。
いいところで見つけられて邪魔されたら、たまったもんじゃない。
みどりの親御さんにもプリンをおすそ分けした。
僕らは広場ではなく、レインさんが作り出した異次元空間に来ている。
周りは宇宙みたいに真っ暗だ。
だけど僕らが居るところは明かりがある。
レインさんの永続的な魔法らしい。
まあ、僕は暗闇でも見える目があるけどね。
レインさんは本当にすごいなー。
レイン「今日の修行は異次元空間で修行するのじゃ。
天凱王級の奴らが余の事を探し回っているのじゃ。
龍人たちは大丈夫だが余は万が一にばれる心配があるから異次元空間で修行するのじゃ。」
おいおい。ステ平均2000万が探し回っているのかよ。
レイン「心配いらないのじゃ。」
レイン「本当は龍人たちがもう少し強くなってから来ようと思っていたのじゃが!」
みどりも六花も驚いている。僕だってそうだ。
今いる異次元空間はたたの平地でわない。
巨大な塔が建っている。
ここ城じゃないだろ。レインさん。
レイン「さあ、迷宮で訓練するのじゃ。」
色々あって更新速度遅くなると思います。




