朝ごはん
レインさんが寝てしまったので起こそうと思う。
これはレインさんを起こすためだ。
僕は六花とイチャイチャする。
龍人「今日も六花は可愛いね!」
六花「龍人が目を治してくれたから。」
(私のこんな私を可愛いって言ってくれた。嬉しい。王子様。)
僕は六花を抱きしめながらキスをする。
ああ、癒される。凄い幸せだ。
何より六花の唇は気持ちいい。
僕は六花の目を見つめる。
六花の目は片目だけでも可愛いけど両目だとさらに可愛い。
眼帯の六花も良かったけどな。今度またしてもらおう。
六花に見つめられると癒されるし凄い興奮する。
本当に一途に見つめてくれるからだ。
心も凄く綺麗だということも分かる。
まあ、こんなこと言ったけど、やられてみないと分からないだろう。
でもみんな病みつきになるだろう。
僕以外に見つめて欲しくないけど!
レインさんが睨んでくる。
寝る気はないみたいだ。
おっとレインさんの事忘れていた。
レイン「余も龍人とイチャイチャしたいのじゃ!!」
そういいながらレインさんは抱きついて口付けをしてくる。
キスって美味しいよね。幸せになる。
好きだと美味しいのかな?
レインさんは跳びっきりの美人だ。でも前より綺麗で可愛くなったと思う。
恋する乙女の目だ。
六花の目と似ている。
ウルウルしていてずっと眺めて居たくなる。まあ、そういう訳にはいかないのだけれど。
でも六花とは少しだけ違う。レインさんの方が独占欲が強い。
まあ、それはみどりもなんだけど。
みどりは僕と六花がイチャイチャしている時から起きていて睨んでくる。凄い不機嫌だ。
僕らは付き合っているのだから文句は言はない。
そんなところも可愛いと思う。
キスは出来ないが髪を撫でて上げる。サラサラで気持ちいい。ずっと撫でて居たくなる。
みどりも、凄い嬉しそうだ。
なんかすごい優越感だ。
レイン「余もなでなでされたいのじゃ。」
レインさんもなでなでしてあげる。凄い笑顔だ。
六花「私もなでなで。」
六花は僕を撫でてくれる。凄い大事なものを扱うようにやさしく撫でてくれる。
本当に癒される。
六花「龍人大好き。」
レイン「余も龍人が大好きなのじゃ。」
みどり「私だって龍人君大好きだもん!私だけ彼女になれないなんて嫌だよ!!」
(前みたいな気持ちじゃない。龍人君とずっといたい。)
みどりはポーチの事を忘れている。
ポーチも僕の彼女ではない。
当のポーチはグースか寝ているけどね。
レイン「みどりは駄目なのじゃ。」
みどり「分かってるわよ。」
六花「龍人と抱き合っていると幸せ。
胸が苦しく成る。凄くズキズキする。
前は見ているだけでもいいと思ってたけどこんなに幸せだともう戻れない。
ずっと龍人に抱かれていたい。」
六花にしてはかなり良く喋っている。
そんなことはどうでもいい。
凄い嬉しい。
思わず六花にキスしてしまった。
龍人「気持ちいい。幸せだ。」
六花「私も♡」
六花は顔が真っ赤だ。
レイン「龍人は六花ばっかり見ているのじゃ!!」
龍人「だって六花、可愛いんだもん。」
六花「嬉しい。」
レイン「余だって可愛いのじゃ!!」
龍人「レインさんも可愛いよ。」
ポーチ「ご飯まだ?」
レイン「お前はうんぽでも食ってろ!うんぽ!龍人大好きなのじゃ。」
うんぽってなんだよ。
どうでもいいけど、うん〇の後に僕の名前を言わないで欲しい。
ポーチは頭に来たらしいのでレインさんに殴りかかるが逆にボコボコにされている。
レインさんに敵う訳ないんだから馬鹿だな!
結局僕がスキルでポーチを治した。
レインさんももう少し手加減して欲しい。
面倒なことはさせないで欲しい。
ポーチがうるさいので朝ごはんを作る事にした。
今日は僕も作ろうと思う。
今日はただ、手伝う訳ではない。
僕は覚醒して六花の目を治せたがそれだけではない。
料理もおいしく作れると思う。
だからこれから試すところだ。
取り敢えず鯖と鶏肉のもも肉から行こうかな。
六花の目を治したように鯖とモモ肉を僕は揉んだ。
良し。成功だ。
もう死んでいるはずの鯖とモモ肉が動き出す。
前に思いついたことだが、僕は傷を治せる。それなら死んだ者を治せるんじゃないかと思った。
まあ、流石に生き返らせることは出来ないと思うが、死んだ物の細胞を治すことは出来ると思った。
思った通り成功だ。
でも生き返すことは出来ないようだ。
鯖は動いているが死んでいる。
僕には透視眼があるので分かる。脳があるがそこから神経に伝達されていない。
でも新鮮にして動くだけじゃダメだ。
生きている肉は堅いからね。
僕は美味しくなるようもみ師のスキルで揉んでいく。
良し。OKだ。
六花もみどりも驚いている。
最初は僕は手伝わなくていいと言っていたのに!くくく!
レインさんは得意げだ。
ポーチはテレビを見ている。
ポーチは飯抜きにしてやるか!
調味料や野菜を切るのは六花とみどりにやって貰った。
調味料も良く混ざっていないのが見て分かる。
スキルで揉んでいくと良く混ざる。
下味も揉んで均等に混ぜる。
よし。火を通すぞ。
作業は六花とみどりにやって貰う。
僕は揉むだけだ。これ調理とはいわないだろ。
まあ、僕は最高のお手伝い。
龍人「うん。いい感じ。」
六花「龍人大丈夫?」
みどり「見ているこっちが熱くなっちゃうよ。」
僕は煮込んでいる中揉んでいる。
龍人「レインさんのファイアーボールに比べたらねー。」
レイン「面目ないのじゃ。」
龍人「別にいいよ。チューしてくれたら許して上げるよ。」
レインさんはキスしてこようとしてくる。
が、僕はレインさんを抑える。
龍人「今火を使って危ないから後でね。」
レイン「余は火なんて大丈夫なのじゃ。」
そりゃそうだけどよ。
レイン「龍人とチュウーしたいのじゃ。」
龍人「料理が終わったらね。」
レインさんは不満顔だ。
六花もしたそうだ。みどりは機嫌が悪い。
僕は火を通しながらただ揉んでいるだけじゃない。
僕はスキル4の能力で揉んでいる。
料理の能力を上げる。
つまり美味しくするということだ。
まあ、少し前でも出来たんだろうけど、そのことに思いつかなかった。
そのことを思いついたのは昨日だ。
良し。完成だ。
煮物なので時間がかかってしまった。
ポーチが怒っている。
お前は何もしてないだろ。
みんな「「「頂きます!!」」」
さて味はどうかな。
僕は食べないでみんなの反応を待つ。
みんな無言だ。
旨くないのか?
でも顔は幸せそうだぞ。
脈も鍼泊数も高い。
ポーチが動き出したぞ。料理を持ってリビングから出ていく。
またすぐに来た。
ポーチ「これ全部ポーチの物。全部食べる。」
どうやらみんなから取られないよう違う部屋に僕の料理を確保したみたいだ。
そこまでするか!
今度はレインさんの料理までもっていこうとするがレインさんに手を掴まれる。
食事中は殴るのは禁止にしているからね。
レイン「あまりに旨すぎて喋れなかったのじゃ。こんなうまいもの初めて食べたのじゃ。
余は幸せなのじゃ。お前はうんぽでも食ってろ。」
おい、食事中に言うなよ。
ポーチ「ふざけるな!!ババー。」
もう禁止にしたのにレインさんはポーチを殴る。
もうやめろよ。
レイン「でも龍人がうんぽをもみもみすれば旨いかもしれんぞ。」
六花もみどりも嫌な顔をしている。
流石にポーチもだ。
みどり「やめてよーー!レインさん!」
そういいながらみんな手が止まらない。
僕も止まらない。こんなに旨いとは思わなかった。
たぶん店が開けるぞ。
これなら一品十万でも売れるだろう。
龍人「レインさんは罰としてもう食べちゃダメね。」
レイン「ごめんなのじゃ。」
レインさんは食べながら謝ってくる。
それじゃ、ダメだろ。普通。
ポーチがレインさんの料理を横取りしようとするがレインさんからは奪えない。
ポーチも馬鹿だなー。レインさんにかなうわけないだろ。
みんな「「「ご馳走様でした!」」」
僕らは食後の後のティータイムだ。
レインさんはお茶も僕が揉むように言ってくるがなんか見た目が嫌なのでその案は却下した。
みどり「こんなに食べたの初めてかも。太っちゃう。」
じゃあ、そんなに食べなきゃいいのに。まあ、無理か。
ご飯もスキルを使ったので旨い。
余りに美味しいので御代わりは、みんなで均等にということになった。
六花「凄く美味しかった。今まで食べたご飯の中で一番おいしい。ありがとう龍人。」
六花は目に涙を貯めながらお礼を言って来る。頭まで下げる。
みどり「確かに!ありがとう龍人君。」
レイン「龍人は最高なのじゃ。有難うなのじゃ。」
ポーチ「凄く美味しかった。」
ポーチは一人で涎を垂らしながら、つぶやいている。
きちゃないなー!
こんなに喜んでもらえるとは思わなかったので嬉しい。
マッサージとは違う喜びだ。
レイン「でも足りないのじゃ。もっと。もっと欲しいのじゃ。龍人。」
なんか卑猥だ。
潤んだ瞳で見つめながらレインさんはお願いしてくる。
確かにみんな食べまくったからレインさんはいつもより食べていない。
ポーチ「ごじゅじん様ください。」
ポーチも潤んだ瞳でお願いしてくる。
恋している瞳だ。
ご飯にだけど。
最初は六花とみどりにお願いしていたが僕が作ったと知って僕に言い始めた。
まったくポーチは現金なやつだ。
違う意味でお願いしてもらいたい。
龍人「また夜手伝うから。」
六花・みどり「え!!」
レイン「おかしいのじゃ。お昼も食べたいのじゃ。」
ポーチ「ごじゅじん様。」
六花もみどりも食べたいらしい。
でも昼は修行に専念したい。
それに・・・
龍人「そんなに言うなら明日まで手伝わないよ。」
みんな無言だ。
いやみんなショックを受けている。
それほどなのか?
夜は食べられるんだぞ!
レインさんやポーチはともかく六花やみどりまでショックを受けている。
龍人「だってみんな僕より僕の料理の方がいいんだもん。」
みんなで笑い出す。
え、なんで?
レイン「龍人が小さいのじゃ。そんな小さい龍人も好きなのじゃ。」
レインさんがキスしてくる。
六花「龍人可愛い。」
みどり「六花。それ、分かるかも。」
ポーチ「小さいごじゅじん様食べます。」
ポーチはよくわからん。
なんか嬉しくない。




