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ステータスとスキル



僕は重いマンホールの蓋を開けて化け物のお姉さんを入れてあげた。

何気に重い。このお姉さんも重い。

僕の力では持ち上げられなかったのでお姉さんは傷ついた体だけど一人で落ちてしまった。やば!

運が良く下水の水には浸からずにすんだ。

だけど化け物のお姉さんは怒鳴って怒ってしまった。


レイン「殺すぞ小童!」

(本当に殺してしまうおうか。我慢なのじゃ!我慢なのじゃ!)


やばいぞ。このままでは。

本気で殺されてしまう。


僕は土下座する勢いで平謝りだ。


龍人「すみませんでした。すみませんでした。ワザとじゃないんです。ワザとじゃないんです。重かった   んです。重すぎるんです。 」 

口が滑って本当のことを言ってしまった。


レイン「重くないのじゃ!お前が弱すぎるからなのじゃ!」

(密かに気にしてたのに!密かに気にしてたのに!ぷんぷんなのじゃ。)


龍人「確かに僕の力は弱いかもね!」


少ししか時間が足っていないが、マンホールの中は予想以上に臭かった。うわ、くっさ!

始めてこんなところ入ったよ。

もう二度とこんなところに入りたくないな。

なんか気持ち悪くなって来たぞ。

僕はもう帰りたいな。帰ってもいいかな!


龍人「僕はそろそろ帰ってもいいかな?」


レイン「は!・・・お前は、余を落として置いてさっさと帰るつもりなのか!

    お前は余をなめているのか?

    余の胸を触って置いて。まさかもう忘れたのか?忘れたとはいわせないのじゃ。」


やばい。また怒っているぞ。


龍人 「いえ、そんな事はありません。きちんと覚えています。

    色々とごめんなさい。僕に何か用があるのてすか?」


レイン「・・・・さっきお願いしたと思うのだが!まあ、よい。お主には、もみ師というスキルがある。それをする事により治療回復の効果がある。あと一つ効果あるが、今はよい!」

(痛いのじゃ。早く治して欲しいのじゃ。)


龍人「え、もみ師ってなんですか!スキルとか!え!どういうことですか?」


意味が分からない。さあ、どうしよう。

僕は訳がわからなかったので詳しく教えてもらった。

なんでも、この人は人間ではなく龍人ドラゴニュートという生き物みたいだ。

僕の名前とかぶって紛らわしい!

まあ確かに、ドラゴンには見えないね。

名前はレインというそうだ。この世界の人ではなく狭間の世界からやってきたらしい。本当かなー!

知らない人の事は信じてはいけない。

特に化け物だしな。信用はしないぞ。


なんでも、仲間に傷つけられて逃げてきたらしい。かなり重症みたいで痛いらしい。

その時の事をきいたらえらい、怒っていた。

八つ当たりはやめて欲しい。

でもふと悲しそうな表情になる。

何があったのか気になる。が、教えてくれないだろう。我慢しよう。

レインさんはこの世界の人はみんなスキルと魔法を持っていると思っていたらしいが、そんなことはない。もしかしたら元々あったのかも。気づかないだけで!そんなわけないか。たぶんちょっと前に紫の空になったときに体が痺れてきたからそのときに原因があったんだとおもう。たぶん。



何でそんなことわかるのかと聞いたら、龍眼をもっているので全てを見通せると言ってきた。

チートだねそれは!

スキルの鑑定でもみれるらしい。

レベルやステータスも存在していてみれるらしい。

まるでゲームだね!

試しにメニュー画面を開いて見るよう言われたので、みたら見えてしまった!

おいおい!

メニュー画面は頭の中に浮かんでくる感じだ。

決して視界の邪魔はしていない。






天心龍人 15歳 男 レベル1


 HP:30

 MP:19

 筋力:10

 防御:13

 俊敏:14

 魔力:5


魔法:なし

スキル:もみ師レベル1


状態:良好



なんか糞弱いな。僕。

まあ、知っていたけどね。

レベルってゲームみたいだ。本当。

でもなんでレベル1なんだろう。

戦わないとレベルは上がらないんだろうか?

まあ、そんなことはどうでもいいや。

それで僕のスキルはもみ師レベル1だけだ。

スキルレベルは10段階まであるらしい。

もみ師というのは治療回復とステータス相互ともにupをするものらしい。

聞いた感じだと結構使えそうな感じだな。

今まで見たことがないのでユニークスキルらしい。

やった。

それでレインさんは回復魔法とスキルをもっていないので回復して欲しかったみたいだ。

レインさんは回復のスキルが欲しい!欲しいと言っている。

スキル自体手に入れるのが難しいらしい。

この地球で回復のスキルを持っているのが僕だけのようだ。

え!!本当かよ!!

僕のは上げないよ。

それに薬草もポーションも持ってないなんて間抜けだね。


レイン「普通の怪我ならほっとけば治るのじゃがあり得ない程の猛毒で切断と潰された傷が治らないのじゃ!!」


おいおい、治るのかよ。

たぶん、無理だと思うよ。

傷を治そうとしても、治らなくてこの化け物に殺されないだろうか?


龍人「ごめんなさい。気が付きませんでした。すぐに治しますね!」




どうすればいいんだ?

魔法でも使うのだろうか?

呪文を教えてくれ。


スキルの使い方がわからなかったけど普通にマッサージをすればいいみたいだ。

それから傷を治すのに三時間位かかった。

結構長い!

その間、レインさんの喘ぎ声がすごかった。あんあん言っている。普通のマッサージとは思えない位。

普通のマッサージなのに!スキルを得ることで前より腕が上がったのかも。ラッキー!

これで、色々出来るぞ。ぐふふ。



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