ローズ
龍人はエロなんです
強敵が来るという事なので僕らは広場で戦う為移動した。
奴らは僕らを追ってのこのこと現れた。
気でばれたのだろう!
レインさん情報によると、初心者には開けた場所の方がいいみたいだ。
人は僕ら以外にはいない。
敵は三人いる。空から飛んで降りて来た。
レインさんの話では天使族の上級一人に中級二人みたいだ。
レインさんは敵のステータスを教えてくれない。ケチだ。
レインさんに睨まれる。
自分で確認しろということらしい。経験は大事だもんね。うん。
ローズ「逃げたと思ったらこんなところで待ち構えているとは。罠も無いようだし。
そんなんでローズ様に勝てるつもりかい?力三千の雑魚が!雑魚が!」
二度も雑魚と言ったぞ!
流石に天使族ということだけはある。二人とも綺麗で一人はイケメンである。背中に白い翼が付いている。
ローズは金髪のロングの女性だ。レインさんに少し似ているのでレインさんの劣化版だ。
あと二人は男と女でこちらも金髪だ。
ローズが一番綺麗だ。可愛さランクBだ。
もう一人の女性はCC位だ。
レインさんやポーチやみどりが素晴らしいのでローズは劣って見えてしまう。
六花は顔は普通より少し可愛い位でランクCだったのだが、僕は惚れてしまっているのですごくかわいい。
文句なしのSだ。
そう考えるとランクなんて意味ないのかな!
レインさんも金髪だけどこちらの方が濃い色だ。
そんなことどうでもいい。
僕はこいつのステータスを見てビビッてしまった。
なんと全ステータスが一万を超えている。
どう見ても勝てる気がしない。
あと二人のステータスは平均ステータスが1500位だ。
まあ、ローズが言っていた通り僕と六花は大体三千位だ。
おいおい、半分以上も離れているじゃないかよ。
レインさんを睨んでみるが笑っている。ふざけやがって!!
もう一度言おう、勝てるわけないだろ。
龍人「何しに来たんだよ?」
ローズ「お前らを殺しに来たんだよ。」
こいつらはやっぱり僕らを追って来たみたいだ。
どうやって戦おうか。
でもこいつら油断しすぎだろ。隙だらけだ。
レインさんも行けと顔が言っている。
僕はダッシュする。敵との距離は五m位だ。
敵をかく乱するようジグザグに残像を残して走る。
まだ、レインさんに習ったばかりなので上手く出せないが。
走っている間に気を出す。
なんと気を出すだけでステータスが千ほど上がり強くなる。
なので僕のステータス平均は4千だ。
敵が僕の方を見てる間に六花が気を開放して全開で矢をぶっ放す。
六花の魔力だけで言ったら気を出したら五千は超える。
連射速度も矢を射るスピードも矢のスピードもけた違いに上がっている。
まあ、僕には当たらないけど。
おまけに一度に三本光の矢を放つことが出来る。
だがまだ矢自体に気を込めることは出来ないようだ。
三本の矢が三人に一本ずつ当たった。
と思ったがローズは受け止めてた。
残り二人は貫通してHPゼロだ。
天使二人は死んだ。
そして僕はローズの目の前にいる。
ローズは剣を抜こうとしている。
一ターン遅いんだよ。
僕はローズの急所を見つけて浸透突きを頭と腹にぶち込み急所を突いた。
レインさんに習ったように貫通させるつもりでぶち込んだが貫通せずに吹っ飛んでしまった。
僕が失敗したかローズが後ろに飛んだか分からない。
だが重い感触は手にびっしりと残っている。
ローズのHPは五割弱だ。思ったより削れた。
そのまま追撃を掛けようとしたが後ろに逃げられてしまう。
ダメージが残っているのになんて速さだよ。
やっぱりこいつは強いぞ。
本当ならさっきこいつが油断しているときが一番のチャンスだったんだ。あんときコンボを決めていれば。
余りのステータスの高さにビビッてしまって追撃が出来なかった。
追撃したとしても追いつけないが。
六花も矢を連続で三十以上放つが避けるか掴んだりしてダメージが与えられない。
ローズは僕を警戒して近づかない。糞!
糞。このままだと回復されてしまうぞ。
ローズ「なんで、・・・なっなんでこんなにローズ様がボロボロなのよ。」
ローズは肩で息をしている。
レイン「お前が弱いからだ。」
(なのじゃを付けないのは辛いのじゃ。)
ローズ「ふざけたこと言ってるんじゃないわよ。強さが半分以上も離れているのよ。
それにあんただって雑魚じゃないさ。」
僕はレインさんを見て驚いた。
レインさんはローブを着ていてフードで頭までスッポリ隠れている。
たぶん前、仲間だと言っていたからばれないように隠蔽したのだろう。
驚いた理由はそれではない。
つい最近までレインさんのステータスが見えなかったのに今では見える。
ステータス平均が三千だ。
僕らの師匠であるレインさんが三千なはずがない。
ローズよりかなりの格上であることは間違いない。
今日も修行をしたから分かる。
レインさんとの修行は地獄である。
たぶん死んだ方が幸せかもしれない。
手足が飛ぶのはあたりまえ。それ以上は思い出したくもない。
昨日はかなり優しくしてくれた。今日は地獄だった。明日はどうなるんだろう。
メイちゃんのことがあるんだろう。レインさんの思いが伝わってくる。
僕らを死なせたくないって思いが。だから僕は強くなる。
レイン「ステータスだけを見ていると龍人には勝てないよ。龍人は飛びっきり強いからね。」
ローズ「雑魚の癖に生意気よ。ん、何よ!!このもみ師ってスキルは?
こんなユニークスキル見たことないわ。能力も見えない。どうなっているのよ。」
もみ師のスキルは見えないみたいだ。
たぶんユニークスキルは能力が見えないんだろう。
僕もみどりのユニークスキルは能力が見えなかった。
レインさんは見えるみたいだけど。
それにしても天使はいいなー。凄く綺麗だ。
レインさんの方が綺麗だけど。
龍人「ローズがおっぱいを揉ましてくれるならユニークスキルの能力教えて上げるよ。」
(本当は揉ましてくれても教えないけどね。)
ローズが狼狽して顔を赤くしている。何気に純情なんだな。
ローズ「あなたなんかに触らせないわ!!」
うわ。見方からのバッシングが酷い。
言わなきゃ良かった。
レイン「龍人は酷いのじゃ。余がいっぱい触らせているというのにのじゃ。」
レインさんは敵がいてもお構いなしに抱きついてくる。嬉しいけど今は駄目だよ。
それにレインさん、いつものようにのじゃが付いてるよ。
みどり「龍人君、最低ーー。」
僕は最高だ。
六花まで頬を膨らませて睨んできた。手もグーにしている。可愛い。
六花が嫉妬するなんて初めてだ。
なんか得した気分だ。
ポーチ「おっぱい食べたい。ポーチはお腹すきました。ペコちゃんです。」
ポーチはスルーだ。
ローズ「私の事をローズ様と呼びなさい。そしてローズ様の奴隷になるの。
そうしたらお仲間も一緒に奴隷にして上げるわ。
おっぱいはいい子にしていたら触らせてあげるわ!!」
ローズは顔を赤らめて言ってくる。
こいつどうやら本気で言ってるぞ。
どうしようか!
レインさんをみたら睨まれた。奴隷になるのは駄目みたいだ。
まあ、レインさんよりも弱いだろうしな。
みどりも六花も嫌らしい。ポーチは分かっていない。
龍人「みんな奴隷になるのは嫌みたいだよ。だからローズが仲間になってよ。」
出来ることなら戦いたくない。
ローズ「それは出来ないわ。奴隷にならないのなら殺しますわ。
まあ、本のちょびっとだけ気に入りましたから楽に殺して上げますわ。」
そうかい。
僕は最初に突っ込んだ時と同じように気を出して残像を残しながらダッシュする。
今の僕にはこれしかないからね。
六花も援護射撃をしてくれる。
雨のように光の矢がローズに向かって行くが一本も当たらない。
どうやら最初に殴れたのはローズが油断していたからみたいだ。
ローズ「シャイニング」
ローズはなにやらぶつぶつと詠唱しだしてから光を放出してきた。
かなりの速さと威力だけど拳で光の弱点をついてかき消す。
これはレインさんとの修行で何度もやっていることなので得意になっている。
レインさんの攻撃魔法はローズなんかより全然速い。
僕が反応出来ないどころか見えない攻撃までしてくる。
そのくせ威力は落としてくれない。
だから失敗すれば体のどこかが吹っ飛ぶ。
当たり所が悪ければ即死だと思うんだけどな。
そんなわけでかなり速いけどローズの攻撃は対応出来ないものはない。
ローズ「何で当たらないのよ。」
ローズの攻撃は単調なので消しやすいし、よけ易い。
でも避けると後ろにいる六花に当たってしまうのでなるべく僕がローズの光魔法をかき消す。
ローズが六花に光魔法攻撃をしてくるが僕を盾にして六花は避ける。そういう取り決めにしている。
六花は凄く嫌がっているが六花に防ぐ手段がないのだから我慢してもらうしかない。
相手の攻撃は防げるのだが僕の攻撃が当たらない。
そんな戦闘が続いたが
とうとう僕に光魔法が腹に当たってしまった。
六花「龍人ーーー!!」




