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幼馴染と隠しナイフ:原罪  作者: 氷ロ雪
前進そして後退?
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吸血女との対話

石竹緑青君とハニー=レヴィアンが遭遇した「八ツ森連続少女殺害事件」その犯人が杉村誠一さんの手によって殺害された。その事を彼らはどう受け止めているのだろうか。彼らに対する影響力も今後考慮していかなければならない。かつて八ツ森を恐怖に陥れた犯人は居なくなった。忌々しい記憶の元凶は消え去った。けれども、彼らの心には大きな傷跡が残っている。その傷は簡単には塞げないのかも知れない。私に出来るのは彼ら自身すら気づいていない傷に触れて痛みを和らげてあげる事ぐらいだ。

<江ノ木 カナ>


 「どうしたんですか改まって。でも楽しみですよね。文化祭」


 彼女はなるべく事件前と同じ様に振る舞っている気がする。それは辛そうにしている自分を見て心配をかけまいとしているのかも知れない。それは多分……木田さんの件で責任を感じてしまっているハニーへの配慮なのかも知れない。


 「そんな、心配しなくていいですよ先生。それより、鳩羽君をしっかりと診てあげて下さい」


 彼女は照れくさそうに頭を掻いて笑顔を作る。


 「竜胆りんどう君は、男の人に襲われそうになった私を助ける為に人を殺してしまったんですから。殺してしまった人間は殺した人間の重荷も背負ってしまいそうで彼が心配です。私も彼を励まそうとするんですけど、どうも迷惑がられているみたいで」


 彼女は他人に対して平等に愛を捧げられる人間なのだと思う。それは彼女の器の大きさでもあり、愛情の深さでもある。自覚は無いのかも知れないけど、事件後、彼女の精神が通常よりも軽いダメージに抑えられているのはレイプ未遂を犯し、北白に殺された男達への哀れみがあるのかも知れない。彼女の中では彼らも被害者なのだ。それは北白も例外では無く、自分自身を監禁した彼を杉村誠一さんから救うために右手に怪我を負った。普通の人間なら見ず知らずの人間を助ける為に、銃の弾道上に手など翳せない。運良く、手術により右手は治るそうだが包帯の隙間から覗く指は痛々しい。


 「あっ……右手の包帯気になります?大丈夫ですよ。穴はとりあえず塞がってるので。あとは回復を辛抱強く待てばまた使えるようになりますよ。アニメ研究部の文化祭への追い込みに参加出来ないのは心残りですけど、その分、ここで頑張りますからね」


 そう健気に笑う彼女は常に他人の事を考えているように思える。


 「でも本当に私ってバカですよね。右手を犠牲にして北白さんを逃がしても、結局助けられなかったんです。何やってるんでしょうね。もう少し、私に、杉村さんの様な力があれば杉村おじさんの銃も奪い取れたし、北白さんがあんなになるまで切り裂かれるのを止められたのに。そしたら出血多量で死ぬことも無かったのかなって」


 この子の博愛精神は犯人すらも包む込む。けど、その分、自分を責め続けているのかも知れない。救えた命があったのかも知れないと。それは人として誇れる考え方だけど、その考え方は自身を傷つけ苦しめる。


 「え!先生?そんな、泣きそうな顔してどうしたんですか?抱きしめてくれるのは嬉しいですけど、そんなに心配しないで下さいよ。これは身から出た錆でもあるんですよ。私が自暴自棄になって彼らを挑発して、私だけじゃなくて鳩羽君も因縁をつけられたんです。沙彩ちゃんの件だって私が生徒会にアニメ研究部の提出資料を勝手に渡してしまって……それで沙彩ちゃんが通り魔に襲われて?」


 江ノ木さんは確か木田さんの家の近くで三人組の男に絡まれて、それを剣道部の子達に助けられたと言っていた。それが鳩羽君でもあるのだけど。生徒会と通り魔?どういう繋がりが?


 「え?私なんか変な事言いました?あ、そっか、その事は小室ちゃんに教えて貰って。私がその原因を作ったんじゃないのかなって。ん?何か変?」


 彼女は事件後の影響で少し混乱しているみたい。木田さんの件と今回の件を繋げて考えてしまっている。小室さんって、同じアニメ研究部の子かな?どちらにしろ彼女の強い責任感、罪悪感を私は緩和してあげたい。


 「へ?杉村さんと石竹君?杉村さんは警察所で会って以来、学校で顔を合わせられてないけど、石竹君は元気そうだよ?相変わらず耳は聞こえ辛そうだけど。けど、石竹君もすごいですよね。山小屋に閉じこめられて同じ様な経験を小さい頃にしたのに、すごい真っ直ぐ育ちましたよね。しみじみ。尊敬しちゃいます」


 彼の場合は事件そのものを忘れるという心の防衛機能が働いているおかげだと思う。


 「とにかく、こうして話を聞いて貰えるだけで少し楽になります。だから、そんなに心配しなくて大丈夫ですよ?あ、石竹君と若草君には触られても大丈夫みたいなんです。石竹君からは下心的なものは感じないし、若草君からは逆に嫌悪感を抱かれているみたいで。佐藤さん情報では確か若草君は幼女趣味みたいですしね。だからかな?でも、鳩羽君の場合は逆に拒否されちゃいます。私に下心があるから。てへっ」



<鳩羽 竜胆>


 この子は幼少期に両親による放置が問題になって児童相談所へと近隣住民からの通報があった子だと聞いている。


 「あの……剣道部の練習があるんですが……」


 困った顔をして剣道部の方に行ってしまいそうになる彼を引き留める。両親から放置され、何もされないという事も児童虐待に含まれる。それはもしかしたら時折殴られる以上に心に傷を負いかねない。不幸が連続して重なるとそれまで平気だったはずの心もダムが決壊するように形を無くしてしまう。そして一気に溢れ出した心の痛みは自身ですらもうどうにも出来ない。


 「では」


 私は慌てて彼をソファーに引き戻す。とにかく向き合わないと。事件当時の背景はほとんど聞いた。でも肝心の彼の心の状態が未だに分からない。至って平常通り、何も気にして居ない様な顔で本当に迷惑そうに溜息をつく。


 「本当に貴女もカナ先輩みたいに僕の事を心配して下さるんですね。いえ、あの、本当は……剣道部の東雲先輩が心配しているみたいなんですよ。彼女には恩義もありますし、自分はもう大丈夫だってところを見せたいのもあります。だから心配は無用です。話によると東雲先輩も僕の事を助けに来てくれていたみたいで。本人は否定していますが、杉村さんが夏休みに猟銃で撃たれた時みたいに、一人で森に入って来てくれたみたいなんです。例によって例のごとく、森で迷子になっていたみたいですが」


 照れくさそうに笑いながら、鳩羽君が鼻を掻く。東雲さんの事は本当に姉か家族の様に思っているみたいで、彼から仄かに優しい雰囲気が醸し出される。鳩羽君もツンデレさんの様だ。


 「ちょ、抱きつかないで下さい!も、もう行きますからね!部長も大会で怪我をして本調子では無いんです。フォローしてあげないと」


 そう言葉を残して足早にカウンセリング室を後にする鳩羽きゅん。照れている男の子って可愛い。


 あ、ちょっと待って!まだ聞きたい事が!

 


 <日嗣 尊>


 「ランカスター心理士。私は尊の姉、「めい」です。妹の事は残念ですが、これからは命とお呼び下さい」


 ……あ、そうだったわ。いけない。ついつい。


 「そう。それでいいんです。私は命。そこ大事ですよ」


 ……あぁ、突っ込みたい。これ冗談なの?本気なの?


 「そうですね。私と妹を絶望の淵に追いやった北白直哉の死。それは少なからず私達に衝撃を与えました」


 ……どっちも生存している事になってるよ?


 「え?妹は生きてますよ……夜空に輝く満点の星の一つに」


 そ、そうよね。


 「話を戻しますけど、北白は数奇な運命を辿り、7年前、拘束された杉村さんのお父様の手によってその人生に幕を降ろされました。現在、自首なされた杉村さんのお父様は、検察への送検が決定し、裁判所の判決待ちです。その間、既に警察に身柄は拘束されている訳ですが彼を悪く言う人はほぼ居ないと言っていいでしょう。恐らく、彼が手を下して居なければ、他の誰かが手を下していた可能性が高いです」


 北白直哉の起こした事件。その事を根に持ち、恨みを積もらせ続けた人間は少なくない。いくら裁判で無罪になったとはいえ。それは姉(妹)を死に追いやった彼女も例外では無い。


 「機会があったのなら、私が手を下していたかも知れません。でも安心して下さい。憎みべき怨敵は滅びました。私もこれで何の悔恨も無く普通の高校生活が送れるというもの。今年こそは3年生になってみせます」


 彼女の定期テストにおける順位はほぼトップクラスだ。そりゃあ二回も同じ授業を受けていればと思うかも知れないけど、彼女の出席日数は圧倒的に足り無さすぎる。授業自体を受けていない彼女がテスト範囲だけの情報でテストを満点近い位置で採り続けるのは彼女自身の見えない努力の賜物かも知れない。

出席日数さえクリアーすれば彼女はすぐにでも3年に上がれる。杉村さんと違って実技点も歌唱力、身体能力を除けばトップクラスだ。それにしてもなんでまた2学期を境に学校に顔を出すようになっただろう。


 「そんなに不思議そうな顔をなさらないで下さい。女は一晩で気持ちが変わってしまうような生物ですよ?なんの不思議があると言うのでしょうか。へ?銀髪?この黒髪はお姉ちゃんからのプレゼントなのじゃ」


 日嗣さんが顔を赤らめて微笑みながら話す。夏休みに彼女の中で何かが変わったのかも知れない。口調戻ってるけど、突っ込まない方がいいわよね?


 「こんな事、言ってもお主は信じぬじゃろうが……妾が意識を失っている間、あの霊樹の森の霧の中、事件当時の姿のままのお姉ちゃんと再会したのじゃ。その時に、姉からのプレゼントとしてこの黒髪を取り戻したのじゃ」


 東京都に内在されている都市とはいえ、八ツ森市は霊験灼かな霊樹の木々に囲まれている。荒川教員に聞いた話では四方の名を氏に冠する家柄の人々が代々その木々を護ってきたらしい。なんでも何かの儀式、呪術的な意味合いを伴っていたらしいのだけど、歴史が古すぎてそれらの文献は詳しく紐解かれていないとか。

生徒からは吸血女ドラキュリーナと呼ばれてはいるけどオカルトは全く信じない。信仰の心得は多少あるが形式的なもので心理士である私はそういった事に無頓着である。しかし、信仰やオカルト的な伝統が人々の心に与える影響も無視する事は出来ない。そこに何も無く、存在の証明が取れなかったとしても、人の心に確実に影響を与えている事実は消せない。


 「あとはまぁ……緑青君との約束もあるしの。妾に2学期からは学校に顔を出すようにとアドバイスをくれたのじゃ」


 ……恐らく、ほとんど石竹君との約束を果たす為に彼女は学校に顔を出しているのかも知れない。それなら彼女が姉である「命」さんを名乗るのも合点がいく。彼女の登校拒否は本物で、彼女の人格障害が邪魔をして学校に登校出来てもクラスに顔を出すことは叶わなかった。彼女が登校拒否を示しだした当初「星の教会」という彼女を支える為の組織が生徒達の間で創られたそうだけど、それでも彼女は足をクラスに向けることだけは出来なかった。だから私がハニーを追って、心理士として着任した後はこうしてカウンセリング室に自由に出入り出来る権限を与え、少しずつ学校に慣れて貰おうと思っていた。

幸いな事に、八ツ森市と本校は精神的に問題を抱える生徒には寛大で支援する制度も整っている。そんな学校側のバックアップを借りる事無く、一足飛びで彼は彼女をクラスに引き戻してしまった。それが彼に対する彼女の好意が起因となっているのかは計り知れないが、石竹君も留咲アウラさんとは違うタイプの心理士としての素質があるのかも知れない。なんだかんだで石竹君が居なければ、杉村さんも英国に連れ戻されていた訳だし。


 「うぬっ?聞いておるのか?悪魔のカードを預けし、選ばれた者よ」


 私は慌てて彼女に返事をする。それより、彼女が心を許した人、恩を感じた人に特別に渡す彼女の特性タロットカード。なんで私のは悪魔なんだろう。恋人とがが良かったな。


 「ふんっ。恋人のカードは既に「江ノ木」さんに渡しておる。アウラには星の教会在籍時に「女教皇」を渡しておるし、新しく入った鳩羽には……そうじゃの……余っている「吊された男」でも渡すつもりじゃ」


 彼女との絆を示すカードはトレード不可のようだ。私が夏休みに起きた山小屋での事件で彼と何があったかを本人の口から聞いてみようとするが、顔を赤くしてそっぽを向かれてしまう。どうしても答えたく無いらしい。うーん。石竹君にモテ期到来?恋のライバルは杉村さんなので相当手強そうだわ。物理的にも。


 「緑青君の様子?そうね……彼がアニメ研究部の撮影に協力している約1ヶ月間はほとんど接触していないので分からないわ。彼の事なら、私の代わりに一緒に撮影に臨んだアウラの方が詳しいのではないかしら?まだ耳が聞こえ辛かったり、時折、浮かない顔をしていたり、杉村さんの事をハニーちゃんと呼び出したのは少し気になるけど。あと少し髪が伸びた?」


 石竹君とは姉を名乗る以上、接触がほとんど無いみたいね。それでもよく見てくれているようね。日嗣さんが設定を思い出した様に口調を変えて、本人の思い描く日嗣命像を再構築していく。もしかしたら、彼女が「命」さんを名乗るもう一つの理由に、姉を名乗ることで学校への拒否反応を軽減させる自己暗示の効果があるのかも知れない。

 自分は駄目だけど姉の「命」さんなら大丈夫。という具合に。でもそれでは回りに不信感を植えてしまい兼ねないのだけど大丈夫かしら?疎遠だった子達よりも、同じ心理部員達の方が戸惑いが大きいだろう。石竹君はあんな性格だからそんな日嗣さんの事も抵抗感無く受け入れているけど。それはアウラさんも然り。若草君と佐藤さんはまだ戸惑いがあるみたいね。



<審判>


 「事件っすか?いや、そんなに俺って関係してましたっけ?」


 若草青磁君は夏休みが明けてからの事件、北白直哉及び八ツ森市連続少女殺害事件には全く関与はしていない。けど、彼は夏休みの日嗣さんと石竹君が夜に森へ入った事件において、北白家の前当主の遺体を発見し、日嗣さんを刺したとされる犯人に銃を発砲していた。


 「あぁ、あの件ね。大丈夫ですよ?死体なんてネットでいくらでも検索出来るし、それの類の映画やドラマ、ゲームなんかもあるしね。平気っすよ」


 そう話す彼の表情は至って平常通り。相当精神的にタフなようだ。

 それもそうね。彼はずっと幼い頃から父親から暴力を奮われ、父から母を護るようにずっと住居を転々としてきた。頼れる者も無く、彼は自分自身を頼るしか他無かった。そして彼自身は無意識だけど、自分が思っている以上に仲間意識は強いみたい。杉村誠一さんの話によれば、簡単な説明を受けていたとはいえ、人に対して銃口を向け、迷う事無く石竹君と日嗣さんを犯人から護る為に引き金を引いた。そして、佐藤さんと若草君が杉村誠一さんに森に入ることを止められた際も、本物の銃を構えた誠一さんに怯む事無く意志を貫いた。

虐待の精神的後遺症はほとんど表には現れていない。いや、ペドフェリアがそうなのかな?その性癖が本来のものなのか虐待が起因となっているのかは分からない。


 「気になること?は特に無いな。石竹や佐藤の妹、日嗣、杉村が遭遇した事件の犯人は亡くなったんでしょ?もう何も心配する事ないじゃないっすか。江ノ木や鳩羽の事は心配だけど、緑青の方はいつも通りだし、何か問題あります?」



<太陽>

 

 「北白直哉の事は残念に思います。憎んでいなかったといえば嘘になりますが、彼も彼で苦しんでいたのかも知れません」


 彼女は妹の佐藤浅緋あわひさんを10歳の時に失ったと杉村誠一さんから聞いた。その喪失感は計り知れない。にも関わらず、彼女がこうして平然としていられるのは何故だろう。彼女は誰よりも犯人の北白直哉を憎んでいたはずだ。彼女自身の精神的成長と捉える事も可能だけど、何かが腑に落ちない。


 「あれから7年です。誰から聞いたのかは知りませんがさすがに憎しみ続けるのも疲れてきたんですよ」


 佐藤さんの妹と石竹君が巻き込まれた事件を八ツ森市で調べようとしたら、全く情報が見あたらなかった。あの事件の表の向きの発表は未遂で終わっている。事件が起きる直前でハニーと森で遭遇し、彼女を追いかけ、そして杉村誠一さんに身柄を警察に引き渡されたとなっている。

 英国に戻り、その筋の人間に話を聞いても首を横に振るだけで事件の全容を知ることは出来なかった。結局、ハニーの母、私の友人ゾフィーに聞いたら、主人なら事件の全容を把握していると教えられたのだ。そこで電話で何度もお願いしてやっとその概要を教えて貰えた。それに加えてこの八ツ森の真実も。しかし、事件現場の山小屋でどんなやりとりが行われたのかは誰も知らない。現場検証や証言、遺体の痕跡からある程度の推測はなされているが、その真実は石竹君の頭の中に閉じこめられているままだ。その事が今後の彼にどんな影響を与えていくのか、注意深く観察していかなければならない。


 「ランカスター先生、だから私の事は気にしないで下さい。それより、杉村さんのお父さんが検察に送検されて裁判待ちだと聞きました。杉村さんは今一人で暮らしています。不安定な精神状態がそれに拍車をかけてしまわないかが心配です」


 そうね。確かに彼女が学校に来なくなって1週間ぐらい経つわね。色々とお父様への差し入れや面会、警察への事情聴取など立て込んでそうね。担任の荒川教員に連絡は入っているらしいので聞いてみよう。彼女の事が一番心配でもある。


 喪失した「働き蜂」の記憶が何を意味するのか早急に突き止めなければいけない。

<総括>


 あの子達、何か隠してない?

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