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幼馴染は勝ちヒロイン  作者: 隆頭


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プロローグ

 突然だが、俺には素敵な素敵な幼馴染がいる。


「おはよう好透こうすけ


 今日もいつものように起こしに来てくれる幼馴染の声で目を開く。まだちょっと眠いが、目は覚めていた。


「おはよう…」


 まだ眠く、布団に吸い寄せられそうな体を持ち上げ、リビングへ向かう。

 俺は最近、この幼馴染の女の子と一緒に朝食を食べるので二人分用意をする。


「「いただきます」」


 二人で向かい合って座り、ちょくちょく会話を挟みながらの朝食だ。のんびりとした幸せな時間。


「ご馳走様、今日も美味しかったよ」


「そりゃ良かった」


 彼女はいつも食べ終わるとそう言ってくれるので、こちらとしても嬉しくなって、また食べて欲しいと思える。良い子やなぁ……


「おまたせ」


「んっ」


 朝食を食べ終わった俺は制服に着替えて、ソファに座って待っていた彼女の手を取り学校へ向かう。

 いつも俺たちは手を繋いで登校する、もちろん今日もだ。



 学校へ着いた俺たちは手を離し、靴を上履きに替えて教室へ向かう。


「おはよう優親ゆうしん


「おはよー」


 仲の良い友人と挨拶して、またいつものように下らない雑談を始める。まるで女の子かと見紛うようなほどに可愛い、そんな男。


「やっぱり仲良しだねぇ、二人とも」


「うっせ」


 コイツはいつもこうやって栞と手を繋いでいることをからかってくるのだ。照れるっての。


「一体いつから付き合うのさー」


「だから俺のアイツはそんなんじゃないって、いつも言ってるだろ?俺とあいつは家族みたいなもんなんだから」


 俺はああやってからかわれると必ずこう返す。

いやぁ、やっぱりセオリーって感じするわァ。

 もちろん幼馴染のことはガッツリそういう目で見ているし、家族は家族でも将来的には本当にそうなるだろうな。伴侶はんりょとして。


「へー。まぁいいけど、ところでさ今回のイベントどう?」


 ジト目で聞き流した彼はそう言った。イベントというのは今やっているソシャゲの話である。


「大体の流れは分かった、良けりゃ手伝うぞ」


「好透ありがとー!」


 ということで今日もコイツとゲームをすることになった。夕飯を食べたら連絡するか。


 そこからしばらく時間が経ちお昼。

 俺は自分の席で弁当を開ける…前に友人を待つ。


「やほ こーすけー」


「おっす」


 ほどなくしてやってきた友人と共に昼食を食べる。コイツとはいつも昼を共にしているんだ。


 食べ終わった俺たちはスマホを開いて例のソシャゲを起動する。

 マルチプレイができるゲームはそれだけで盛り上がる、二人してアレコレ言いながらイベントを進める。


「あっ、天美くん達もソレやってるんだ」


「ん?そうだよ」


 そう話しかけてきたのは、あまり人と喋らないクラスの女の子だ。趣味が合うので俺たちは彼女とたまに話す。


「私も、混ぜてもらっていい?」


「おっけー」


 彼女はそう言って隣に座った。

 そんなこんなで昼休みが終わり、そのまま午後の授業が終わり帰りの支度をしている。


しおり、帰るぞ」


「はーいっ!じゃね小春こはる!」


 俺が声を掛けるや否や幼馴染はすぐにこっちに来た。友達に手を振った彼女はすぐさま俺の手を取る。

 暖かい手の感触に喜びを感じながら二人で教室を後にした。


 二人で色々と喋りながら歩いていると、果たして彼女の家に着く。

 彼女は名残惜しいという表情を隠すことなく手を離した。


「じゃーね好透!また明日!」


「おう、じゃなー」


 可愛い幼馴染と手を振り合いながら、俺は自宅へと向かった。


 家に帰った俺だが、別に彼女と連絡をしたりはしない。用事があれば別だけど。

 付き合ってる訳じゃないからね、ほどほどのいい距離感だよ


 夜は学校から出された課題を終わらたら勉強して、友人と例のゲームをやってとアレコレしていると遅い時間になってきた。

 明日も学校があるので布団に入って目を閉じる、寝る前にぎるのは好きな人である幼馴染の笑顔だ。


 明日も明後日も、毎朝必ず起こしに来てくれる彼女が、俺は大好きだ。

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― 新着の感想 ―
甘すぎて鼻血が止まらないですけど、どうしてくれるんですか! ん、お巡りさん?どうしたんですか?え、近所迷惑?ちょ、話せばわかりますから! いやぁぁぁぁ!
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