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RPG-童話戦争-  作者: はっひ〜
第3章 響きわたる炎にのせて
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第3章 響きわたる炎にのせて 3-4

「なぁ、1つ提案があるんだがいいか?」


「提案ですって?」


それに里帆が反応する


「ああ、そうだ

 今そこで倒れてるヤツの呪いを解く代わりに今日の所はお開きにしてさ

 また、後日戦う事にしないか?」


「今日、貴方達を見逃す私達のメリットは?」


「俺達を今倒しても呪いを解除してやんない

 そうしたら、ソイツはこれから一生寝たきりのまま」


「「「!!!」」」


その場にいる全員が絶句した

コイツはスキルの詳細を知らないはずなのに嘘の情報で相手を騙そうとしているのだ


「どうするの?リホお姉ちゃん?」


不安そうな顔で里帆を見上げる愛芽梨

里帆は、1分程考えてから結論を出した


「分かりました。今日の所は引き上げます

 しかし、このまま帰る訳いきません、後日戦うと言う話の担保を下さい」


「わかった、それじゃあ

 俺のこの装飾品を担保にするけど

 そっちも約束を守るための担保に誰か1人の装飾品を渡して欲しい」


「……分かりました。」


里帆は嫌な顔しながらその条件を承諾した

そして、少年と里帆はお互いに装飾品を交換しあった

少年は胸に掛けていたサングラスを

里帆は左手に着けていたカフスを

渡し終えると少年がオリアナにスキルを解除するように指示を出した


「スキルを解除した

 後は2〜3時間もしたら勝手に起きるだろう」


「では、再戦の日取りを決めましょう

 貴方達の都合はいかほど?」


「3日後だ」


誰かが何かを言う前に少年が食い気味で日付けを決める


「場所と時間は?」


「日付はこっちが決めたんだ

 場所と時間はそっちが決めていいぞ」


「それでは、ニ勝山のキャンプ場に20時で」


そう吐き捨てると里帆は、ユーを背負ってこの場から去って行った


3人が離れて行ったのを確認した所でメアと俺は、少年の元へと行き先程の交渉の真意を聞き出す


「おい、何で勝手に交渉に入った?

 しかも、嘘まで付いて

 もし嘘がバレて決裂していたらどうするつもりだったんだ?」


メアが少し怒気を孕んだ声で少年を問い詰めると少年は、飄々とした様子でそれに答える


「あのまま戦っても負けになる確率が高かったから何とか仕切り直しまで持っていくしか無かった

 それと交渉には自信があった…

 あの3人の関係性はわからないが、今までの会話から恐らくだがユーと言う少女を見捨ててまで、戦闘を続ける気は無いだろう判断したのもあるし


それに、相手とこっちの条件が吊り合えば交渉が確定で締結するスキルを発動させてたからな」


「そんな戦闘で役に立ちそうにないスキルを作ったのか……」


メアがストレートに酷評する


「そんな意外そうな事か?

 直接的に攻撃にするだけのスキルだけじゃなくて、間接的に有利に進めるスキルを作らないとこのゲーム行き詰まりそうだしね」


「それも一理あるな

なら今度そんな系統のスキルも作るか」


「今度?今、作ればいいんじゃないの?」


「今は利き腕が骨折してて、文字が書けないから無理」


「これ3日の猶予貰ったけど勝てるかなぁ」


少年は疲れた様な顔で呟きながら溜息を吐いた


「それで、この3日間どうする予定だ?」


オリアナが少年に質問する


「うーーん

 本当だったら今すぐにでも作戦会議をやりたいではあるんだが、お前達は今すぐにでも治療した方が良さそうだしなぁ

 連絡先を渡しておくから状況が落ち着いたら、なるべく早く連絡して来てくれ」


連絡先を交換すると携帯の画面にはジャックと書いてあった、恐らくこれが少年の名前であろう


「へぇーお前ジャックって言うのか、名前的にハーフとか?」


「そんなもんだ」


何故かジャックは顔をこちらに向けずに誤魔化すような返事をした

そして、そのままこちらを振り返らず「じゃあ、またな」と言って夜の街へと消えて行った

残った俺達は、辺見へと着いて行き治療を受ける


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