第2章 ひび割れた純真 2-9
ゲームセンターの中は、ゲームのBGMや人の声等で騒がしい様相だった
この雑音がゲームセンターに来たって感じがしてテンションが上がる
だが一方で初体験のメアとセレナはどうだろうか……
「う、うるさくて耳が痛い…」
「なんだか昔、一度だけ行ったお祭りみたいで楽しい雰囲気ですね」
2人は、正反対の反応を示していた
しかし、そのまま突っ立てるだけではもったいないので遊び尽くそう
「セレナは、何を遊んでみたい?」
「はい、まずはあの目の前に見える太鼓のゲームがしてみたいです」
「そっか、じゃあ早速行こう!」
「はいっ!」
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「う、腕が攣りそうです,> <、」
「だ、大丈夫かセレナ」
太鼓のゲームで腕が攣りそうなセレナにオリアナが心配そうに近寄る
「ぐぉおおお、腕がぁああ」
俺も良い所を見せようと1番難しい難易度をしてしまい、腕に痛みが走る
「今度は、落ち着けるゲームにしよう」
こちらを気遣ったメアの提案に乗っかり今度は、クレーンゲームをすることにした
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「ありがとう、お姉ちゃん」
セレナが欲しがったぬいぐるみをオリアナが華麗に取ってあげていた
それに対して溢れんばかりの笑顔でお礼をしていた
最初は、俺が挑戦していたのだが何回も失敗してしまい、100円玉が切れて両替をしに行った
だが、その間にオリアナが先に取っていた
くそー、俺に技術があればあの笑顔の向かう先はこちらだったのにぃ
「次、頑張りな」
メアに慰められ気持ちを持ち直す
「次は、何しようか?」
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俺達は、あの後ガンシューティングゲームした
画面に映ったゾンビにセレナが怖かったので途中からオリアナに変わった
俺はそれを慰める為に、ゲームはメアに変わった
この2人に変わった途端にゲームの進行速度が恐ろしい程に上がった
まるで、長年のパートナー或いは、姉妹の様に息がピッタリでミスなく最後までノーコンテニューでクリアしてしまった
その次は、格闘ゲームをしたが全員イマイチだったか数回プレイしただけで終わった
最後に思い出をカタチに残すために全員でプリクラを撮った
そうして、ゲームセンターを遊び尽くした俺達は帰る事にした




