第2章 ひび割れた純真 2-2
意外な出会いを果たした次の日
俺とメアは、精密検査の為にまた病院へと来ていた
「えーと、精密検査の結果
脳内での内出血が起きている様子はありませんでした
でも、怪我をしているので暫くは安静にして下さいね」
気の弱そうな医者にそう告げられた
「分かりました
この度は、ありがとうございました」
「ハハっ、礼儀正しいね
皆こんなに素直だと嬉しいのにね」
疲れているのか渇いた笑いをしながら医者は、そう呟いた後さらに言葉を続ける
「昨日もさ、見舞いに来た人達がケンカに発展しそうな騒ぎがあったらしいし
ここ最近、怪我人も増えてるし本当忙しい限りだよ」
恐らく昨日のナンパ騒ぎの事だろう
「しかも、この病院に関して変な噂も立ってるみたいだし」
変な噂?
少し気になって詳しく聞く事にした
「どうゆう噂なんですか?」
「何だ知らなかったのかい」
「ええ、なので事細かく教えて下さい」
俺は、前のめりなりながら医者に詰め寄った
「グイグイくるね君
まぁ、最近働き詰めだったし、休憩がてらに教えてあげるよ」
医者は、手元にあるコーヒーを飲みながら淡々と喋り始めた
「噂は、2つあってね
1つは、どんな怪我や病気も治る奇跡の病院
2つ目は、夜にとある儀式を行うと行方不明になる
この2つさ」
何か想像していたよりも普通の噂だったので拍子抜けした
だが、火のない所になんとやら何かしらの話に尾びれがついたのだろう
だから、思い切って聞いてみた
「その2つの噂って元になった出来事があるんですか?」
「ヘぇ〜、鋭いね君
噂には、そう言われるだけの事が起きたよ」
「どんな事があったんですか?」
「う〜んとね、信じるかどうかは君次第だけど……」
そう前置きをされて語られた出来事は、にわかに信じられない用な事だった




