第2章 ひび割れた純真 2-1
鱗と戦った後
俺とメアは、病院へ来ていた
診断の結果
右腕の骨折と右脛の裂傷、頭にたんこぶ
全治2ヶ月程度だそうだ
怪我の理由は、外で組み手したら受け身に失敗してたまたま落ちてたガラス片に刺さった事にした
家が道場をやっていることもあってその言い訳は、信じて貰えた
しかし、頭にたんこぶがあったので、頭を打ちつけたと見做されて
もしかしたら、脳に何かあると危ないからと言われ、明日に詳しく脳の検査すると言われた
なので、今日はもう帰る事にした
支払いをするために、待合室へ行くと
そこには、目を見張る程の金髪美女が居た
「うぉっ」
思わず変な声が出てしまった
暫く、放心状態で眺めて居ると
見るからにチャラそうな男達がその金髪美女に集まって来た
「ねぇ、君可愛いね
もしこの後さ、用事なかったらオレらと一緒に飯食べに行こうよ♪」
明らかにナンパというヤツだ
しかし、金髪美女はソイツら3人に嫌そう顔して答える
「ごめんね、私はこの後が面会するのでお断りさせて貰うよ」
そう言って断るがナンパ男達は、諦めない
「面会なんてぇ、またにすればいいじゃん」
「そうそう、そんなコトよりオレらの一期一会な出会いを祝おうぜ!」
「そんな事?だって……」
面会を軽く扱われた事に対して
怒りが湧いたのか、恐ろしい形相で金髪美女は男達を睨んだ
「何だよ、その目はヨォ?」
それに対して男達は、何故か睨み返して来た
このままでは、殴り合いになるのでは?と懸念するぐらいに両者の雰囲気は、最悪だった
男が今にも金髪美女の胸ぐら掴む為に手を相手に伸ばした
それを見た瞬間、無意識に間に割って入ってしまった
「それくらいに、しとこうぜ
ここ、病院だし暴れたらまずいだろ?」
そう言われて少し冷静になったのか
男達は、辺りを見渡して周囲からの冷めた視線に気付いた
「ちっ!行こうぜ」
舌打ちをしながら、テンプレな捨て台詞を吐いて逃げて行った
それを、見送った後
「大丈夫ですか?」
金髪美女に声を掛けた
「ああ、大丈夫だ
助けてくれてありがとう」
金髪美女は、簡潔にお礼を言うとすぐにその場を後にした
美女にお礼を言われた事で舞い上がり
その後どうやって家に帰ったのか記憶に無かった




