第1章 潮風に混ざる鉄 1-19
遠心力で威力の上がった石は、木に当たってもそのまま抉りながらこちらに向かって来た
速度も速かったが普通に避けられた
避けた石は、そのまま私の横を通り過ぎて行ったが糸が木に引っかかって
その木を軸に石が曲がってまたこっちに向かって飛んで来た
それをまた避けるそれを2、3回くり返すと石の勢いが無くなり地面に落ちる
すると、赤ずきんはまた石を拾ってまた糸を括り付ける
「その意味のない攻撃いつまで続けるつもりですの?」
「さぁ?いつまでだろうね?」
そう言いながら赤ずきんは、石を回転させ始めて、またそれを振り回した
今度もまたさっきと同じように避けた
そして、赤ずきんがまた石を拾い上げようとしていたが
その動きが止まる
「やっと準備が整いましたわ」
「何を……した?」
「貴女の服に付着した水をコントロールして動けないようにしているだけですわ」
「な…るほ……ど…ね」
キツく締めているせいで息がし辛いのか言葉が途切れ途切れになっている
「来るしそうですわね
でも、今終わりにしてさし上げますので安心して下さい」
「お…わり……だと…」
「ええ
今上空に残っている水をこの液体窒素で一瞬で氷にして貴女を氷塊で押し潰してあげますわ」
私は、持っていた液体窒素の容器を開けて
それを上空の水と混ぜた
混ぜる時に水のカタチを球体にした後棘をつけた見た目はまるでウニみたいにした
これで、確実に押し潰しながら穴が空き致命傷になるはずだ




