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RPG-童話戦争-  作者: はっひ〜
第1章 潮風に混ざる鉄
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第1章 潮風に混ざる鉄 1-16

人魚姫の笑顔に嫌なものを覚えた

慌てて周りを警戒するが攻撃の気配はない

安心した次の瞬間

体に当たる雨粒が小石が勢いよく当たった時の様な痛みに変わる


「いいいぃぃってぇぇええ」


思わず叫んでしまう

そして、気付いてしまった


「これ、雨って思ってたけど、まさか…」


「ええ、貴方が気付いた通り

これは、ただの雨ではございませんわ

私が事前にスキルで上空に留めて置いた水を落としているのですわ」


思わず上を見上げる

すると、そこには辺りの空を覆う程の大量の水があった


「嘘だろ…」


俺が内心焦っていると

メアが冷静に声をかけた


「安心しろ時武、

確かに常に攻撃されてる状態だが

威力は、私にとって大したダメージじゃない」


「いや、メアにダメージ入ってなくても

俺にダメージ入ってるから」


「それって何か問題あるの?」


「両手で顔をガードしてるから

視界も塞がれて、スキルを使うタイミングが図り辛い」


「じゃあ、雨に当たらないようにそこら辺の木の下にでも移動して」


「了解!」


そうして、俺は近くの木に移動を開始した


「そう簡単にいきませんわよ」


人魚姫がそう呟くと

走り出した俺の足元がいきなり爆発した

そして、爆破の勢いで舞い上がった石が体中にぶち当たりながら俺は、地面を転がった


「ぐっ」


「爆発したっ!」


メアは、慌てて俺に駆け寄り安否を確認する

俺は、無事である事を伝える為にサムズアップする

しかし、何故地面が爆発したのか?

おそらく人魚姫のスキルなんだろう、がどうゆうスキルなのかがわからない


何か手掛かりが無いかと爆心地を見るとペットボトルの破片が散らばっていた


もし、スキルで直接爆発したのであれば爆心地には、何も残らない無いはず

スキルの効果で出現した人工物は、スキルを使用した後消えて無くなるのは、メアが撃った銃の弾丸で確認済みだ

ということは、何かしらの科学反応を使って爆発したのだと予測した

なら、匂いはあるのかと疑問に思い

くんくんと匂いを嗅いだ

が潮風の香りだけしかしなかった

何で?海の匂いがするんだ?

もしやと思い、体に付着した水を舐めるととてもしょっぱかった

爆破物は、わからなかったが空から落ちて来ている水が塩水ということだけわかった


現状を把握しようと周辺の情報を収集しても謎が深まるばかりなので

いろいろと考える時間が欲しいがこの雨の痛みで思考がまとまらない

俺は、情け無いがメアに助力を仰ぐ事にした


「メア

どうにかして、俺が木の下に移動する隙と

その後対抗策が思い浮かぶまでの時間を稼いで欲しいんだけど……出来る?」


「やらなきゃ勝てないなら、やるしかないじゃん

そっちこそ案を思い浮かぶの頼むよ」


メアの言葉に俺は、嬉しい気持ちになり拳を突き出す

その拳にメアは、恥ずかしそうにしながらも自分の拳を合わせる

テンションの上がる俺に合わせてくれた事にさらに気分が爆上がりし

俺は、気合いを入れ直した


「しゃあ!やるぞ!

まずは、地面の爆発から攻略するぞ」


俺は、考える時間を作る為の安全確保で

また、近くの木へ移動しようとする


「また、逃げようとしてますわね」


だが人魚姫がその動きに気付きまた爆発させようと手をこちらへ翳した

そうはさせまいと此方もスキルを出す


「狼の遠吠え」


俺がそう言うのと同時にメアも察して大声で叫ぶ

人魚姫は、両手で耳を塞いでいたせいなのかそれとも気が散ってスキルを発動出来なかったのかは、知らないが爆発はおこらなかった

良かった、どうやら何とか爆破をキャンセルする事に成功したようだ

その間に俺は木の下に移動するが出来た

そして、急いでスキルを発動させる


「狼の牙」


スキルを発動させると

メアの体にホルスターが巻き付いた

そのホルスターには、42本の投げナイフが収まっていた

これで時間を稼いで貰おう

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