14/97
第1章 潮風に混ざる鉄 1-8
最初こそ変質者に対する態度を取られていたが遊びながら話していく内に変な人という評価で落ち着いた
今は、全員休憩中である
そして、葉桜とヒメちゃんが全員分の飲み物を買いに行っていた
「それにしても、アイツら遅いな」
「何かあったのかな?」
そう言っていると
葉桜がヒメちゃんに肩を貸されて戻って来たのであった
「大丈夫か葉桜!」
慌てて近寄って俺と斗真は葉桜を支えて座らせる
斗真を見ると身体のあちこちにアザや擦り傷があった
「何があった?!」
「変なヤツに絡まれて、それで葉桜くんが
私を庇ってくれたの」
ヒメちゃんが泣きながら答える
「どんなヤツだった?」
「青い髪の女の子だったよ」
「そいつ、何か人魚姫っぽく無かったか?」
「言われてみればそう見えたかも」
「そいつは、何処に居る?」
「向こうの壁からよじ登って逃げて行ったよ」
そう言って建物向こう側を指差した
「斗真、俺達ちょっと追いかけて来る
行くぞ、メア」
「うん」
「あ、おいちょっと待てよ
お前ら何か知ってんのか
おいっ!」
斗真の声を無視して
俺とメアは、走り出した




