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 凛の直感は当たることになる。妻は正絹の着物を借りて、翌日返却したいと言ってきた。「正絹の着物は扱いが難しいので、当日返却のみとなります。他の着物でしたら、翌日返却も可能ですが……」と凛が説明するも、妻はなかなか折れない。困り果てた凛はインカムで店長を呼び、店長に接客を交代する。店長が「正絹の着物はカビが発生する可能性も他の着物より高いので、当日返却のみです」と説明すると、妻はようやく了承した。着物選びは無事に終わったが、次の段階でもこの妻は無理難題を突きつける。

 ヘアセットの際も、担当の20代女性パートスタッフに「夜会巻きってできないの?」と妻は注文をつけていた。「夜会巻きだとオーダーヘアセットになり、オーダーヘアセットは事前に予約が必要なので……」とスタッフが説明するも、やはり妻は食い下がる。

「私銀座の料亭で働いてるから、着付けも夜会巻きも自分でしてるの。お金払ってるんだから、それ相応のサービスをしてちょうだい」

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