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 6年生になってもそれは相変わらずで、田原先生から福島先生に引き継がれていたのか、引き続き愛永は笹木さんのお世話役となる。自分の仲良しの友達と遊べなくなり、福島先生や親に「もうあの子のお世話役はしたくない」と相談するも、「笹木さんがかわいそうでしょ」「わがまま言わないの」などと言われて取り合ってもらえなかった。修学旅行の班を決める際も、真っ先に笹木さんが愛永に抱きついて離れなかったので、一緒に行動せざるを得なくなる。しかも「愛永ちゃんと2人で行動したい」と言われてしまった。小学校生活最後の修学旅行は、愛永にとって最悪な思い出となる。

 先生も親も私の気持ちをわかってくれないし、もう諦めて笹木さんのお世話役でいるしかないかな。そう思っていた矢先、福島先生が女子だけを図書館に集めて話し合いをするという。案の定、笹木さんと冨松さんが議題の中心となった。

 福島先生が「笹木さんになおしてほしいところを言ってってください」と女子全員に話を振る。積極的な女子たち(高木さんとか中川さんとか)が「バレるような嘘をつくのは良くないと思いまーす」「ちょっとしたことで泣かない方がいいと思います」などと発言した。

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