表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/40

23

 小学6年生の山本愛永(やまもとまなえ)が通う学校では、3年生と5年生のときにクラス替えがある。つまり、1〜2年次・3〜4年次・5〜6年次が同じメンバーだ。担任の先生は毎年変わっていたが、2年生のときに担任だった福島先生が再度愛永のクラスの担任となる。

 5年生になり、笹木さんという女子がみんなから避けられるようになった。笹木さんの虚言癖や自己中心的な性格に嫌気がさしたのか、誰も笹木さんとは関わりたがらない。それは愛永も同じだった。が、それでも笹木さんに他のみんなと同じように接していたことから、担任の田原(たはら)先生ーー若めの女性教師ーーが「笹木さんと仲良くしてあげて。愛永ちゃんならできるよね?」と言ってきたことがある。それで愛永が笹木さんのお世話役のような存在になってしまった。

 それからというもの、笹木さんは愛永にべったり依存するようになる。他の友達と遊ぶと、笹木さんが「愛永ちゃんは私のこと好き?」と聞いてきた。私はあんたの彼氏でも母親でもない。そう言いたくてたまらない状況が続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ