「なろう参戦4周年エッセイ」笑顔のチカラを分析するぞ!
どうもこんにちは! シサマという者です。
私がこの「なろう」にやってきて、処女作であり代表作でもある長編小説『バンドー』の第1話を投稿したのは、2019年の10月3日。
あれから4年が経ち、私の周囲にも様々な変化がありました。
父親や近しい親族の死といった不幸もありましたが、先述の『バンドー』は今年4月末に無事完結。
基本的にはこの4年間で、私を取り巻く環境は明らかに向上したと言えます。
精神的な救いを求めてこの「なろう」に来た時、私は体調不良による休職中で、いつ仕事をクビになるか分からない状態。
しかし、回復後グループ企業の施設に配置転換されてからは心身ともに充実し、今では昇給も果たしました。
まあ介護職ですし、夜勤が激減した結果収入はあくまで微増のレベルなのですが、30代半ばまでフリーターだったアラフィフ(笑)という条件を考慮すると、夜勤を減らして収入アップならかなりの待遇改善でしょう。
ここ数年、私が公私に充実を感じる最大の理由は、私が外部から「感じのいい人」と評価され、営業していないにもかかわらず営業面でプラスになっていた事です。
私は年齢の割にキャリアが浅くミスもしますし、純粋に見て「仕事が出来る人」とは言い難いです。
ただ、いつもニコニコしていて顔にも声にも威圧感がなく、高齢の利用者とそのご家族には好印象なのかも知れません。
昨今のコロナ対策であるマスク生活は、ちゃんと「目まで笑っている」人にはプラスに働いていると感じます。
このエッセイでは、私がいつもニコニコしていられる理由とその背景を探り、人類皆に役立つ「笑顔のチカラ」を分析していきたいと思います。
私は北海道の帯広市に生まれ、父親が帯広農業高校の教師だった事もあり、5歳の誕生日を迎える直前までこの街で暮らしていました。
当時の帯広農業高校には試験場という名の森があり、私と兄はそこに入り浸って沢山セミを捕まえたり、木の幹に巣を作っているリスにお菓子をあげたりして、極めて伸び伸びと成長。
リスはお菓子をあげ続けると自堕落になり、お菓子を持たずに遊びに行くと逆ギレして体当りするという本性もここで知ったのです(笑)。
そんな環境で育った私は、喜怒哀楽がすぐ顔に出る子どもになり、引っ越した釧路市でも気ままな生活を継続。
しかし、釧路のお魚が美味しすぎてブクブク太ってしまったり、そのキャラと体型にイラッときたのかいじめを受けたりもして、段々と自信なさげな表情のオタクっぽい子どもになってしまいました。
高校卒業までには、趣味は漫画や小説を書き、メタル好きなベーシスト兼ドラマーという顔も持つ、薄暗いオタク道まっしぐらなバカ……いや若者になっていたのです。
浪人生活のあと、私は京都の某私立大学にようやく合格。
誰も知らない土地で関西パワー(笑)を身につけ、オモロい男に生まれ変わろうという決意を抱いていました。
私が第4希望で辛くも合格した大学は、当時は偏差値が50以上あった中堅大学でしたが、30年近くが経過した現在はFラン疑惑大学。
この環境のせいにして怠け者になってはいけないと、講義は全て最前列で受けると心に誓ったのです。
しかしながら皆様、ご存知の通り大学の講義はピンキリで、あくびが止まらない程に退屈な講義もあるのですよね。
私はあくびを教授に見せないために、鼻血の滲む様な特訓を重ね(笑)、遂に口を閉じたままの状態であくびが出来る、強靭なアゴを手に入れました!
あくびをすると、自然に口が開いてしまいますが、そこで上下のアゴに力を入れ、筋力であくびが終わるまで口を閉じ続けるのです!
……とはいえ、口を閉じていてもあくびをすると涙は滲むので、教授から名指しされ、「流石は我が校の優踏生だ! 瞳が輝いている!」という、洒落にならない賛辞をいただいた事もあるんですよね。
口を閉じた状態であくびが出来る強靭なアゴは、私の人生を変えました。
鼻呼吸がデフォになった事で持病の鼻炎が治り(笑)、閉じた口で笑うと頬の筋肉が上がって目も笑顔になります。
そして、口も目も笑顔になると発声も笑顔になり、周囲に「いい人オーラ」が浸透するのです!
大学卒業後、氷河期世代の平均レベル大学出身という事実に加えて、音楽活動で就活をサボり気味だった私。
そのため正社員にはなかなかなれませんでしたが、バイトの面接ではこの顔と声で殆ど負け知らずでしたね。
……あれから25年程が経過し、ブラック企業を辞めたり介護の資格を取ったりと紆余曲折がありながらも、アラフィフになってようやく私にも社会的信用がついてきました。
残念ながら私には、ルックスや収入以前で人間性に問題がありますので(笑)、結婚願望とかは特にありません。
ですが皆様、日常生活に於いて、人生全般に於いて、笑顔のチカラが如何に大切かは分かっていただけたと思います。
結局、このエッセイは何が言いたいのか?
人生を好転させたければ、口を閉じたままあくびが出来る強靭なアゴを手に入れろ!
……という事です。