表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オアソビのジカン〜sとmの世界〜  作者: 菩提 順子
3/17

接近


第3話 接近


車に戻り、二人は会社に向かう


「あの、」


窓を見つめるナコにユウキが話しかける


「でもって」


「えっ?」


「さっきでもって言ってましたけど、、

旦那さんの事好きですのあと。」


ユウキはさっきの続きがどうしても気になった


「でもなんかあるんですか?」


「あーあ。でも、退屈じゃない?って」


「退屈?」


「そう、退屈」


「確かに、退屈…ですかね」


「雨降ってきた」


ナコが窓の外を指す


「あっ本当っすね」


小雨だった雨がどんどん強くなり

視界を見えなくする


「視界悪いっすね」


「休憩します?」


「え」


「雨が止むまで一旦休憩します?」


「あっそうすね、じゃどっか店でも入りますか」


「ラブホ行きますか?」


「え、カジタさん何言って…」


突然の発言に戸惑うユウキ


「ラブホ行きますか?」


「何言ってるんすか、ラブホって」


「嫌なら良いですけど…」


「いや、嫌とかそう言うんじゃなくて」


「休憩って言ったらラブホかなって」


「ラブホがどういうとこするとこか分かって言ってるんですか?」


「はい」


「俺のこと誘ってますか?」


無言



「俺、二人きりになって何もしないとは限らないですよ」


何言ってんだ俺…


「何か出来るんですか?」


「え?」


「いや、トモダさん何もしなさそうだから」


「それは俺の事なめてますよ、俺そんな優しい男じゃないすよ」


「うふふ」


「うふふって…」


「じゃもしこの道にラブホがあったなら」


ナコが前に指を刺す


「入りましょう」


「カジタさん…


欲求不満なんすね、」


「退屈なんです」


「退屈って…」


ユウキは視界の悪い雨の中車を走り出す

行先にラブホがあることを願いながら

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ